序章
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「っ!!」
赤い光を纏った右手の剣がジェットエンジンのような音を響かせながら、敵<ゴールデン・ウルフ>を貫いた。単発重攻撃技<<ヴォーパル・ストライク>>を食らった<ゴールデン・ウルフ>は、ガラスが砕けちるような音をたてて<ゴールデン・ウルフ>は霧散した
「はぁ…疲れた…」
と言いつつも、二年間で染み付いた癖で周囲の索敵をすると、知り合いの名前とモンスターの反応があったので援護に向かうことにした
「……必要ないかもしれないけど……」
とぼやきつつもその方向に歩いていく
「よう、キリト」と軽く手を振りながら見てみるが返事がない。絶賛死合い中のキリトに答える余裕はない
「……」
もしもの時に備え、右手を剣にかける。しかし、モンスター<リザードマンロード>が放った単発重攻撃技<<フェル・クレセント>>をギリギリで避けたキリトは、反撃のソードスキル:水平四連撃ソードスキル<<ホリゾンタル・スクエア>>で<リザードマンロード>のHPを0にした
【改ページ】
「おーい、キリト」
死合いが終わったので、安堵の息を吐くキリトに話しかけた
「よう、リン。奇遇だな」
キリトはリンの呼び掛けに答え、手をあげながら言った
「それは同感だ。帰るとこか?帰るとこなら飯でも、おごってくれ」
「帰るとこだけど、おごらねぇよ」
「ま、どうせそうだと思ったがな。キリトはケチだから」
「…その手には乗らないぞ?」
「ちっ…まぁいい。帰ろうぜ」
「ああ」
そう言って二人は第74層の主住区に向かって歩きだした
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