スーパーロボット大戦OGs
0093話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「そうね」
「では、我等も日本へ向かう準備をしよう」
満足げに話すヴィンデルに対し、何かを考えていたレモンが口を開く。
「その前に……私達の足を手に入れない?」
「足だと?」
「そ。トライロバイト級は虎の子だし、ライノセラスやキラーホエールじゃ、今後の作戦に対応しづらいでしょ。私達の足として望ましいのはスペースノア級、シロガネなんていいんじゃないかしら?」
「賛成だな」
レモンの意見に真っ先に賛成をしたのは俺だった。
「実戦部隊の指揮官として言わせて貰えばキラーホエールは行動する場所が海に限定されるし、ライノセラスに関しては足が遅すぎる。かと言って、トライロバイト級はレモンの言う通り俺達の虎の子だ。これから、特にインスペクターに接触する事を考えるとやはりシロガネが手に入れられるのならそうした方がいい」
「ふむ、確かにそう言われればそうだな。……だが、仮にもスペースノア級だ。手に入れました。ですがこちらの戦力も大きなダメージを受けました、というのは嬉しくないぞ?」
「ま、言い出したのは俺なんだし責任を持ってシロガネを届けてみせるさ」
「ちょっと、言い出したのは私よ?」
「あー、レモンが言い出したんだから、恋人の俺が叶えてみせるという事でどうだ?」
「……そういうのは、時と場所を選んでやってくれ。ともかくシロガネの件は了解した。早速バンに連絡をして出撃許可を貰う」
苦笑をしながら通信装置の前へと移動するヴィンデルに対して、レモンが咎めるような目で俺を見ていたがすぐに真面目な表情になり口を開く。
「出撃するのなら誰を連れて行くの?」
「W16だろうな。今回のような作戦の場合、W15みたいな個人としての戦闘能力は大して必要ない。必要なのは量産型Wを指揮する事が出来る指揮能力だ」
「作戦って、もう考えてるの?」
「何、簡単な釣り餌だ。ハガネと共に行動をしているシロガネだが、リクセント公国の奪還は主にハガネの手柄。シロガネの艦長はハガネの副長の同期だという話だし、対抗意識はある筈。そこを突いてやれば案外容易く釣れるだろう」
実際にはシロガネ艦長のリーは、ハガネの副長であるテツヤに対して憎しみにも近い感情を抱いている。まぁ、自分の家族の住む街がエアロゲイターに襲われた時にハガネから裏切り者が出たおかげで部隊展開が遅れて……となれば、話は分からなくもない。今回はそれを利用させてもらうが。
「なるほど、了解したわ。W16には用意させておくわね。他の戦力はどのくらい持っていくの?」
「そうだな。ヴィンデルにああ言った手前、それ程多く連れていく訳にもいかないか。量産型ゲシュペンストMk-Uとエルアインスを5機ずつって所だな。後はW16にシロガネ突入の指揮を取って貰うから突入艇を1機だな」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ