第一章 無印編
第六話 『魔法とジュエルシード』
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ないでください。私は気にしていませんから。だから元気出してください!」
「ううぅ…ありがとうございます。優しいんですね…。あ! 折角ですから紹介を…私の名前は “ファリン・K・エーアリヒカイト”っていいます。えっと…」
「そうですね。私はシホ。シホ・E・シュバインオーグといいます。よろしくお願いします。ファリンさん」
「シホちゃんですか。あれ…?」
「どうしました、ファリンさん?」
「シホちゃんのお名前はどこかで聞いた覚え…あ! そうだ、すずかお嬢様に聞いたんでした!」
「すずかお嬢様…?」
その後にファリンさんは月村邸のすずか付き専属メイドという事を私は知った。
…専属メイドって、すずかの家はかなり大きい家なのね。
まぁ、それがきっかけで私はファリンさんととても仲良くなった。
特に料理談義での話がとても盛り上がった。
それでお互いに今夜の料理はなにを作るのかを話し合いながら、一緒にスーパーを回って今まで食にたいして培ってきたある意味では心眼を駆使していい食材を選んであげた。
私なりの料理の工夫のアドバイスも何度か教えてあげると「パァッ!」という効果音が出そうな輝く笑顔を浮かべて喜んでくれた。
…なんか、ファリンさんといると癒されるわ。
そして帰り道、
「それじゃファリンさん。また機会があったら一緒に買い物しましょう」
「はい、シホちゃん。それと今後ともすずかお嬢様と仲良くしてくださいね」
「はい」
私とファリンさんはお互いに笑顔で別れた。
だけど、何度か買い物中にちらちらと頬を赤くして見られたけどなんだったのかな?
(後にファリンがなにかに目覚めかけたと、すずかに聞かされたけど、シホは結局分からずじまいだったという…シホは女性でありながらも女性キラーに変わりはなかった。)
………なんか、今誰かに妙に失礼な事を言われた気がするけど気にしないでおこう。
それで帰宅途中、買い物袋を持ちながら歩いているとふと、また淀んだ魔力の気配が感じた。
同時にフィアから思念通話で緊急連絡があり、すでにユーノと一緒になのはと合流して戦闘中だという。
《えっ…もう戦闘開始しているの?》
《はい、お姉様》
《わかった。すぐに向かうわ!》
私は魔力が反応した方の路地裏に人払いの魔術を使い、強化を施して制服ではしたないと思うけどまた電柱を使い疾駆する。
そしてとある神社の方から桃色の光が見えて、それが収まったと思うと淀んだ魔力の気配が掻き消えた。
不思議に思って移動しながらも視力を強化すると、なんとなのははもうジュエルシードを封印していた。
それで私は力が抜けたのか落ちそうになったけどなんとか体勢を整えてなのは達の前に降りたつ。
「…私が来るまでもなかったようね」
「あ、シホちゃ
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