第2章 妖精の尻尾
ラクッタ山
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ウェンディの大仕事から2日後・・・
「じゃあ、この依頼にするか?」
俺は依頼ボードの1枚の紙を手にした。内容は・・・
『村の近くにあるラクッタ山から光が放たれて、村が破壊されてしまうのです。
光の正体を調べる為、山へ行った村の者が帰ってきません。
何かあると思います。光の謎を調べて何とかして下さい。報酬 600000J』
「光?」
「依頼書にはそう書いてある・・・600000Jって結構高いし、どうする?」
俺はウェンディ達に聞く。
「お兄ちゃんがそれでいいなら、いいよ。」
「私も!」
「・・・・・・。」
「シャルル?」
「何かいやな予感はするけど・・・。」
「そうか?」
シャルルの予感は当たるが・・・。
「・・・危険になったら、すぐにやめる、それだけは約束して。」
「・・・わかった。」
何とかシャルルもOKみたいだな。
「ああーっ!!コージ君に先越されたーーーーーーーーー!!!!」
そう言ったのはルーシィさんであった。
「折角朝早く来たのに〜・・・。」
「・・・どうしようか・・・?」
これは俺が悪い様だが・・・
「何言ってるの、あんたが先にそれを手にしたから別に問題は無いわ。」
「でも、ルーシィさん、ガッカリしています・・・。」
ウェンディがそう言う。
馬車の中にて・・・
「すまんな、私達も一緒で。」
エルザさんがそう言う。
あの後、エルザさん達もやって来て、結局一緒に行く事となった。
ラクッタ山までは歩くと時間がかかるので、馬車で行く事となった。
「また、今度だな・・・。」
「う、うん・・・。」
ウェンディと少し残念そうにそう言う。
「・・・・・・。」
「どうした、シャルル?」
「今さら何だけど・・・やっぱり嫌な予感がするわ・・・。」
「どういった?」
「そこまでは・・・。」
「どうかしたのか?」
エルザさんが俺達に尋ねた。
「何だか嫌な予感がするだけよ・・・。」
「シャルルの感は良く当たるけど・・・。」
「まぁ、気を抜かずにやれば大丈夫だ。」
エルザさんがそう言う。
「しかしラクッタ山、確か評議院から北東の近くにある山に村はあると聞いたが、
何故評議院を頼らんのかが気にかかるな・・・。」
「んなもの、知るかよ。そいつ等が面倒なだけじゃねーのか?」
「それはどうかと思いますが・・・。」
俺達はそんな話をする。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ