第2章 妖精の尻尾
ラクッタ山
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「いやー、馬車って良いよなー。」
トロイアをかけて、馬車の乗り心地を言うナツさん。
ラクッタ山の近くの村にて・・・
「ここがその依頼の村か・・・。」
「待っておりました。」
そこへ1人の老人が俺達の所へやって来た。
「わしはこの村の村長のクックじゃ。取りあえず、わしの家で話をしましょ。」
村長さんは杖をつき、自分の家まで案内してくれました。
「・・・エルザさん。」
「わかっている。」
「どうしたの、コージ?」
「エルザ?」
俺とエルザさんの様子に聞くミントとルーシィさん。
「この村に、若い男性があんまりいない。」
俺の言葉にみんなが村を見る。
見ると子供や老人がいて、女性の人がいるが、大人の男性があまり居なかった。
「確かにおかしいなぁ・・・?」
全員その山に行っちまったのか?」
「そこは村長に聞いてみるか。」
エルザさんがそう言い、俺達は村長さんの所へ行き、家に向かう。
村長の家にて・・・
「依頼書にも書いてあった様に、謎の光を調べて来てください。
あの光が出るたびに村が破壊されてしまい困っているのです。
それに光を調べに行った村の者もお願いします。」
村長さんはそう言い、礼をする。
「しかしよ、ギルドに頼むのは良いが、
近くには評議院があるのに、何で頼まねぇんだ?」
「評議院の者は何かと忙しい様子でした。
新生になったとはいえ、まだ議院が直っていなくて、忙しいのじゃ。」
「成程。」
この言葉にエルザさんは少し納得する。
「それに少し前には何か凶悪な犯罪者を捕まえてどうとかと聞きました。」
「「「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」」」
それはきっと、ジェラールの事だろうな・・・。
「では、よろしくお願いします。」
「はい。」
「では行こう。」
「お気をつけて。」
こうして俺達はラクッタ山へ出発した。
ラクッタ山にて・・・
「ただの山だと思うけどな・・・。」
「それにしては人がいなくなるとか、ありえないわ。」
「うむ。」
俺達は頂上まで行ってるが、人とかもいないし、別に変った特徴のある山でもない。
「・・・ん!?人が倒れているぞ!!」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ