第2章 妖精の尻尾
混沌VS雷
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がっている様子だった。
「その、ラクサスさんって・・・」
「みんなとどういう関係?」
ウェンディとミントがそう言う。
「ラクサスは私達と同じ妖精の尻尾の仲間だがな・・・」
エルザさんが説明をしてくれた。
ラクサスさんはマスターの孫なのですが、
相手を見下す冷酷非道な態度でナツさんとエルザさんとは仲が悪く、
他のギルドメンバーからも嫌われていたそうです。
前に騒動を起こしてしまって、破門されてしまったのです。
どうやら放浪生活をしている様です。
「ラクサスは・・・ラクサスは元気か・・・?」
「はい。でも、エルザさんの説明していたのとはあまり見えませんでした。」
「そうか。(少しは性格が良くなったのか・・・。)」
「でも、何でそのラクサスがあんたと戦う事になったの?」
「・・・どうやら、俺の事をどこかで知っったみたいです。」
ここから俺の昨日の話になります。
「よし、仕事は終わったぜ。」
昨日、俺は仕事で、オシバナの町からハルジオンの町へ運ぶ依頼を受け、
オシバナの町で依頼主に報告をして、報酬をもらい、これからギルドに帰る所でした。
「おい。」
「はい?」
俺は後ろを振り向くと、肌色のような色のフードを身に纏った人がいた。
「お前に聞きたい事がある。」
「俺にですか・・・?」
「お前、混沌の魔術師か?」
「・・・・・・。」
そういう事ですか・・・。
「ええ、そうですけど。何か用ですか?」
「ああ、だが少し以外だな、まさか女とは・・・」
「俺は男だ!!!」
何で俺は女に間違われるの!!?
「何だそうか、そりゃあ悪かった。」
「・・・ああ。で、用は?」
「お前の実力を見たい。」
「ようするに腕試しですね。」
「ああ・・・んっ、その紋章は妖精の尻尾・・・」
俺の左手にある紋章を見て、そう言う。
「はい・・・と言っても、最近入ったばかりの新人です。」
「・・・そうか。」
その人は、どこか懐かしいような顔をしていた。
「俺を知っているんなら、名前は知っているんでしょ?」
「ああ、コージ・フォレトロス。」
「・・・あんたの名前は?」
「ラクサスだ。」
「じゃあラクサスさん、どこか別の場所で勝負をしましょう。」
「感謝するぜ。」
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