暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第2章 妖精の尻尾
ウェンディ、始めてのお仕事!?
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バルゴがそう言う。この子はルーシィの星霊の1体である。
ピンク色の髪の毛が特徴である。

「エルザさん、もしかして何か重い物を身に付けてるとか?」

「・・・芝居の道具をずっと握ってる。」

「ええっ!?」

「そりゃ重いでしょ!?」

「芝居の・・・。」

「道具・・・?」

何の事かわからないウェンディとミント。

「しかし、これが無ければ舞台が出来ん!」

「今回の仕事は、舞台の助っ人じゃないから!?」

「うう・・・すまない・・・私の思い出・・・。」

エルザは芝居道具を手放し、流砂から脱出した。

「ああ私の心の拠り所がぁ・・・。」

「後で掘り出せばいいじゃない!!」

「お仕置きですね?」

「そんな事より、砂嵐が来るよ!!」

ミントがそう言う。

「もう逃げる暇が無いわね!?」

「アレに飲み込まれたら、2度と出る事は不可能だ!」

「ええっ!?」

「どうしよう!!」

慌てるメンバー達・・・すると、ウェンディが・・・!

「私が、何とかしてみせます!」

「ウェンディ!?」

「天竜の、咆哮ー!!」

ウェンディは口から大きな渦状の突風を 吐き出し、砂嵐を追い返そうとした。
すると、砂嵐の顔の部分が、徐々に癒されていき、消滅した。

「呪いの砂嵐が・・・消えた!?」

「やったー!」

「ウェンディ、すごーい!」

「えへへ・・・////」

照れるウェンディ。
































「よかった、何とかなったみたいで・・・。」

俺は(エーラ)を出して、上から様子を見ていた。
危なくなったら、俺が出ようと思ったが、ウェンディが何とかできた様だ。

「ウェンディも、もう大丈夫そうだな・・・。」

かなり心配し過ぎてしまったな・・・反省、反省・・・。





















オニバス、劇場前にて到着できたウェンディ達だったが・・・

「どうも、ありがとうございます。」

そこには、とても元気そうなラビアンがいた。

「あれ?」

「何で元気なの?」

明らかに元気な様子であった。

「役者達と仲直りして、舞台が出来る様になったんです。
 お客も大入り、ありがとうございます!」

「そんな・・・何の為に苦労して辿り着いたのよ〜・・・。」

「折角離瑠が掘り出してくれたのに・・・。」

「もうダメ・・・。」

ルーシィ、エルザ、ハッピーはその場に倒れた。

「うっ!?」

「ん?」


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