暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第2章 妖精の尻尾
ウェンディ、始めてのお仕事!?
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その頃、ウェンディ達は・・・

「山道の次は砂漠かぁ・・・。」

「フリードさん、暑さに強いんですね。」

「こっそり魔法で涼しくしてるんじゃないの?」

「ズル!」

「仲間を差し置いて、自分だけ楽をしようとは思わん。単に鍛え方の問題だ。」

「そうなの?」

「そういうものだ。」

「ああ・・・もうダメ・・・。」

ハッピーはその場で倒れた。

「ハッピー!?待ってて、私が元気にしてあげる!」

ウェンディは治癒魔法をハッピーに掛けようとするが・・・

「君が、魔力を使う事は無い。俺が何とかしてみよう。」

「どうするんですか?」

フリードは近くの岩場にハッピーを置き、術式を張った。

「この術式の中にいる者は、暑さを感じない。」

しかし・・・

「岩が熱くて焦げちゃうよ・・・。」

「術式を設定するには、時間がかかるのだ。」

「というかさぁ・・・。」

「術式から出たら意味無いんじゃ・・・。」

「あい〜・・・。」

結局、歩く事となった。

「暑〜・・・。」

「もう一息だ、我慢しろ」

「あっ!?」

「どうしたの、ウェンディ〜・・・?」

暑いながらも、ウェンディの声に質問するミント。

「・・・嵐が来る!」

「へ・・・?」

「嵐って、砂嵐!?」

「この地方特有の、呪いの砂嵐か!?」

「ええー!?」

「呪い!?」

「どっかに隠れなきゃ!?」

「この砂漠に、隠れる場所など無い!逃げるんだ!」

ウェンディ達は来た道へと戻って行くが・・・

「あれっ!?」

「どうしたのミント?」

「あれって・・・ルーシィがいるよ!」

「えっ!?」

ウェンディもミントの見ている方を見ると、確かにそこにルーシィがいた。

「ルーシィさ〜ん!あれ、シャルルも!?」

「ぷい。」

「まだ怒ってるの〜・・・というか・・・。」

「心配でついて来ちゃったの。そっちは4人共無事みたいね。」

「エルザ!?どうしたのさ!?」

ハッピーと退リードもやって来て、エルザの状態を見て驚く。
なんとエルザさは流砂にはまっていたのだった!!

「それがね・・・」

「まずいな、ここはもうすぐ、呪いの砂嵐に飲み込まれる!」

「ええー!?」

近くに砂嵐がやって来ていた。しかも、何故か顔のある・・・。

「私に構わず、お前達は行け!」

「何言ってんのよ!?」

「不思議ですこの重さ、まるで鉄の塊の様な?」

エルザの後ろにいた
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