第2章 妖精の尻尾
ウェンディ、始めてのお仕事!?
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急ぎましょう。私、空気の流れが読めるんです。」
「まさか〜、こんなお天気なのに?」
「ううん、ウェンディのそういうのは必ず当たるよ。あ・・・。」
ザアアアアァァァァッ
突如、激しい雨が降って来た。
「何だこの天気!?」
「すごい雨!!」
「早く雨宿りしないと!?」
慌てるウェンディとハッピーとミント。すると・・・
「洞窟があったよ!!」
「あそこで雨宿りだ!!」
ウェンディ達は素早く洞窟の中に入る。
「あれ?フリードは?」
「あれ・・・あ、フリードさ―ん!こっちですーーー!!!」
「ああ・・・良かった、やはり手を貸さなくて正解だった・・・。」
「ん?何ブツブツ言ってるの?」
「ふっ、解らなくて良い事だ。」
「フリードの頭の中ってどうなってるんだろ・・・。」
「さぁ〜?」
しばらくして、雨が上がったが、もう夕方となっていた・・・。
「雨があがって良かったね。」
「そうだね〜。」
「でも、暗くなるわ・・・今夜は野宿するしかないみたい・・・。」
「寝る場所は、さっきの洞穴で良いとして、問題は食糧だな。」
「食べ物集めぐらい手伝ってよねぇ〜。」
「でないとお腹減って倒れちゃう・・・。」
「案ずるな。俺も、己の成すべき事、成さざるべき事は弁えている男だ。」
「いちいち言い回し固過ぎ・・・。」
「俺に食料の心当たりがある。既に準備も終えている。」
「本当ですか!」
「さすが雷神衆!いざという時は頼りになるね!」
「うん!」
「頼りになる〜。」
フリードは剣を抜き、術式を展開した。
「この術式に入った・・・羽魚は落下する!」
空から大量の羽魚が落ちてきた。
「何で羽魚!?」
「この辺りは、羽魚の回遊ルートだ。
今は卵を産む為、羽魚の群れが登って来る季節なんだ。」
「空飛ぶ魚なんて始めてみたよ〜。」
「これ食べられるんですか?」
「ううん・・・めちゃくちゃまずいんだよ・・・。」
「「えっ!?」」
ハッピーの言葉に驚くウェンディとミント。
「オイラ達、前に酷い目にあったんだから・・・。」
「と思うのが、素人の浅はかさ。大方、焼き魚にでもしたんだろ?
羽魚の調理には、コツがあるんだ。」
フリードは羽魚を浮かし、何匹かを3枚下ろしにする。
「フリードさんて、お料理がお得意なんですか?」
「それ程でもないが、ラクサスや雷神衆と行動するとなると、たまにな。」
フリードがいつの間にか用意したテーブルに豪華な料理を置いた。
「「「美味しそ〜!」」」
「味も見た目に負けないぞ。さ、遠慮せ
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