第2章 妖精の尻尾
ウェンディ、始めてのお仕事!?
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と言う人物の話をする。
「そう言えば、丁度いい仕事があるわよ。
心を癒してくれる魔導士を探してるんだって。
報酬はそこそこだけど、ぴったりじゃない?」
ミラはウェンディに依頼の紙を渡す。
「オニバスの町か。」
「どんな依頼だ?」
「え〜っと・・・ありがとうございます?」
「「「!?」」」
いきなりの言葉に固まるナツ、グレイ、ルーシィ。
「いきなり、お礼・・・!?」
「かぁぁぁーーー!思い出したぁ!!何か思い出してきた!!!」
「劇団の役者に逃げられ、舞台の公演は失敗続き、心も体もズタズタです。
私を元気付けて下さい。ありがとうございます。ラビアン。」
「ぐっ・・・!」
「ラビアンって誰だっけ?」
「シェラザード劇団の団長だぁ!!」
「ほら、前にお芝居やったでしょ?」
「ああっ!!フレデリックとヤンデルカ!!」
どうやら彼らはその劇団の依頼を前にした事があるらしいが・・・。
「ウェンディ、悪い事は言わねえから止めとけ!」
「とん〜でもなく人使い荒いからよぉ・・・。」
「低賃金重労働・・・しかも中々返して貰えなかったのよ〜・・・。」
「うぇ〜、それは酷い・・・。」
ナツ達の話を聞き、ミントがそう言う。
「私も反対よ。なにもそんな仕事じゃなくても・・・悪い予感もするし・・・。」
「シャルルの予感は良く当たるけど・・・。」
「じゃあやめた方が・・・。」
「でも、私で役に立てるなら・・・。」
「あなたは人が良過ぎるのよ。大体、行った事もない町で大きな仕事なんて、
あなたにはまだ無理よ。せめて、コージが帰ってくるまでは・・・。」
「そんな事ない!私もちゃんと依頼を果たして見せる!!」
「なら、好きにするといいわ!私はついて行かないから・・・。」
「ちょっとちょっとぉ!何であんた達がケンカになるの?」
「シャルル、ウェンディだって早くコージに追いつきたいんだよ。
むしろ応援するべきだと思うけど・・・。」
「ふん!」
「あう〜私まだ嫌われている・・・。」
「・・・私、このお仕事を引き受けます!」
「ちょっと待って!まさか1人で行くんじゃあ・・・。」
「はい、何事も経験ですから!
(それに少しでもお兄ちゃんに・・・
私だってちゃんとできるんだって、言わせたいもん!)」
「じゃあ私も行くよ!経験として!!」
「待て待てー!」
そう言ったのはマスターだった。
「ウェンディ達もようやくこのギルドのやり方に慣れてきたばかりじゃ。
いきなりお前らで遠くへやるわけにはいかん!
前も行ったこのある者・・・そうじゃな〜・・・ハ
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