暁 〜小説投稿サイト〜
限りなく○○○に近いサイト
サイトでの言葉を封じられたおれを、加害者に……
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一時的に』停止しているだけ」
 一時的?
 一時的、というなら、その期間は?
 やはり、次から次に自分に都合のいい言葉を持ち出して、辻褄が合わないことを承知で、逃げ回るつもりらしい。
 メールはまだ続く。
 おれがバッドユーザーを危険にさらし、誹謗中傷したと書いてある。
 どこをどういう目で見れば、おれがそんなことをした、と言えるのだろうか。
 それに当てはまる部分を書き出してもらいたいものだ。
 アドレスの流出を放置し、バッドのユーザーを危険にさらしたのは、運営の方ではないか。
 しかも運営は、アドレス流出者の中に、悪意あるユーザーがいる、と断言している。
 その言葉こそ、バッドユーザーに対する誹謗中傷、そして、侮辱ではないのか。

 おれがそのことに返事をしない限り、話し合いはしない、と書いてある。
 だから、おれはすぐに返事をした。

「何度も申し上げている通り、流出経路を明らかにすることは当然のことです。
 あなたの言っていることは、後付けしたいいわけです。
 アカウントを停止した後に、何か理由をつけなくてはならないためにつけた、不自然な理由です。それは、誰が見ても明らかです。過去の例でも、流出経路は明らかにされています。今後の再発防止のためにも。
 第一、2ヶ月半にわたって、アドレス流出を放置しておくことの方が、よほど危険です。
 あなたはそれをしていたんです。
 そして、その危険を訴えたシンの口を封じるために、アカウントを停止した。
 誰の目にも明らかです」
「いつシンが誹謗中傷をしたと言うのですか?
 言いがかりはやめてください。
 一緒に考えよう、と提案を持ちかけただけではありませんか。
 あなたがそう言う目で見られているだけです。
 事実、あれが誹謗中傷であるという批判は来ていません」
 ※メール全文、返答全文については、シンのブログ『しんのなわばり』参照


 だが、返事はそれっきり来なくなり、何度シンがメールを送ろうとも、運営は無視を続けたのだ。
 そして、あろうことか、とんでもない行動に出た。
 自分のサイトに新規小説として『バッドノベルスからのお知らせ』を立ち上げ、シンの口を封じたままで、自分の都合がいいように、バッドユーザーに、おれを加害者としてさらしたのだ……。

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