サイトでの言葉を封じられたおれを、加害者に……
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
一時的に』停止しているだけ」
一時的?
一時的、というなら、その期間は?
やはり、次から次に自分に都合のいい言葉を持ち出して、辻褄が合わないことを承知で、逃げ回るつもりらしい。
メールはまだ続く。
おれがバッドユーザーを危険にさらし、誹謗中傷したと書いてある。
どこをどういう目で見れば、おれがそんなことをした、と言えるのだろうか。
それに当てはまる部分を書き出してもらいたいものだ。
アドレスの流出を放置し、バッドのユーザーを危険にさらしたのは、運営の方ではないか。
しかも運営は、アドレス流出者の中に、悪意あるユーザーがいる、と断言している。
その言葉こそ、バッドユーザーに対する誹謗中傷、そして、侮辱ではないのか。
おれがそのことに返事をしない限り、話し合いはしない、と書いてある。
だから、おれはすぐに返事をした。
「何度も申し上げている通り、流出経路を明らかにすることは当然のことです。
あなたの言っていることは、後付けしたいいわけです。
アカウントを停止した後に、何か理由をつけなくてはならないためにつけた、不自然な理由です。それは、誰が見ても明らかです。過去の例でも、流出経路は明らかにされています。今後の再発防止のためにも。
第一、2ヶ月半にわたって、アドレス流出を放置しておくことの方が、よほど危険です。
あなたはそれをしていたんです。
そして、その危険を訴えたシンの口を封じるために、アカウントを停止した。
誰の目にも明らかです」
「いつシンが誹謗中傷をしたと言うのですか?
言いがかりはやめてください。
一緒に考えよう、と提案を持ちかけただけではありませんか。
あなたがそう言う目で見られているだけです。
事実、あれが誹謗中傷であるという批判は来ていません」
※メール全文、返答全文については、シンのブログ『しんのなわばり』参照
だが、返事はそれっきり来なくなり、何度シンがメールを送ろうとも、運営は無視を続けたのだ。
そして、あろうことか、とんでもない行動に出た。
自分のサイトに新規小説として『バッドノベルスからのお知らせ』を立ち上げ、シンの口を封じたままで、自分の都合がいいように、バッドユーザーに、おれを加害者としてさらしたのだ……。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ