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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十二話 闇の帝王
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そも彼が無茶苦茶過ぎたのであるが。24
「そういうことで頼むよ。ああ、あと」
「何でしょうか」
「クェスはどうしているかな」
「彼女ですか」
「そうだ。何でもエースになっているそうだが」
その話は彼も聞いていた。父親としてやはり気になるのである。
「そこはどうなのかなと思ってね」
「ええ。友人も多いですし」
「そうか。それは何よりだ」
さらに父親として笑顔になった。
「いや、それは何よりだ。昔から友人がいなくてね」
「はい。それは御安心下さい」
「わかった。ではクェスにも宜しくな」
彼はそう言って別れの挨拶としてきた。
「無理はしないようにと」
「わかりました」
こうしてロンド=ベルは沖縄でオフに入ることになった。彼等はそこで連戦で疲れた身体を癒すのであった。
「イルイよ」
何かが彼女を呼んでいた。
「我に選ばれし巫女イルイよ」
「・・・・・・・・・」
イルイは無限の光と闇の中にいた。そこでその何かの声を聞いていた。
「汝の見定めし剣がまた一つの災いを滅ぼした」
「ロンド=ベルが」
「そうだ、あの者達がだ」
何かが語る。
「おかげで脅威は残り僅かとなりました」
若い男の声もした。
「喜ばしいことです」
「彼等が」
「よいことだ」
何かは男の声を聞いて喜んでいるようであった。
「しかしだ」
だがここで言ってきた。
「未だ多くの災いがこの星を蝕んでいる」
「わ・・・・・・ざわ・・・・・・い・・・・・・」
「我等は地球の守護者」
何かは語る。
「この星に生きる我が子等を災いから」
さらに言う。
「天と地と海から来る災いから護らねばならぬ」
「その通りです」
男はまたその言葉に答えた。
「そうですね、イルイ様」
「護る・・・・・・この星を」
イルイはその言葉を聞いて呟く。
「クスハ達を」
「目覚めよ、イルイ」
何かはイルイに声をかける。
「その強念を解き放て」
「強念を」
「そうだ」
声は彼女に対して言う。
「この星を護るために。汝が愛する者達を護る為に」
「皆を私が護る・・・・・・」
「イルイよ」
何かはイルイに対して語り続ける。
「約束の地、パラルの主、マシアフ。この星の守護者となれ」
「私がこの星を護る」
「そうなのです」
男も言ってきた。
「だからこそ」
「私が・・・・・・私は・・・・・・」
その時闇が消えた。光しかなくなりそこに美しく背の高い女が姿を現わした。
「私はイルイ」
彼女は自分をイルイだという。しかしその姿は彼女の本来のものとは全く異なっていた。
「パラルの主であり、マシアフ」
自らをそう位置付けていた。
「私はイルイ=ガンエデン」
そう名乗る。それが今の彼女であるようだった。
その側に三匹の獣が姿を現わし
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