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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十話 淡路の戦い
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「もっとまともな人材がいるでしょうにね」
マーベルがそう言って首を傾げさせる。
「連邦軍もわからないわね」
「何でも気がついたらなっていたらしいな」
ショウがまた応えた。
「気がついたらって」
キーンがそれを聞いて目を顰めさせる。
「それであんなのがトップに」
「洒落になっていないぞ」
ニーも言う。
「あんなのを司令官にするのは」
「アラスカじゃ私達ごと敵を潰そうとしていたわよね」
「ああ」
トッドはリムルのその言葉に苦い顔を見せてきた。
「サイクロプスだったな。何考えていやがるんだ」
「それがあの長官なんでしょうね。それがどうしたって居直ってるらしいわね」
「うわ」
キーンはマーベルの言葉にあらためて呆れた。
「そんなこと言う人なんて流石にバイストンウェルにもいなかったわよ」
「全くだ」
バーンもそれに頷く。
「あんな男ははじめて見た」
「あのおっさんを何とかしねえとな。これからも厄介なことになるぜ」
「皆困ってるしな」
ニーが言う。
「あれはどうしようもない」
「叩けば幾らでも埃出そうだよね」
「埃どころじゃないかもね」
マーベルはキーンにそう返した。
「捕虜虐待とか色々やってそうよ」
「ああ、それ絶対あるぜ」
トッドがそれに応えて言った。
「あのおっさん地球人以外への偏見すげえからな」
「地球人の中でもな。自分の敵には容赦しないな」
ショウはそう言葉を続けた。
「アズラエルさんですら辟易する位だからな」
「あの裏勇者さんも癖の強いお人だがな」
トッドはここでアズラエルを勇者と言った。
「あのおっさんは癖が強いとかそういうんじゃねえからな」
「そうね」
マーベルはトッドの言葉に応えた。
「どうにかならないかしらね、本当に」
「さてな」
トッドはまた苦い顔を見せてきた。
「このままずっとあのおっさんとも揉めたままだとトラブルの元だしな」
「何とかしたいわね」
そんな話を格納庫で話をしていた。彼等にもどうにもならない問題がそこにあった。
だがそれでも彼等は戦場に向かう。静岡は再び戦乱に覆われようとしていた。

第百三十話完

2006・12・13
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