暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十九話 地獄元帥の陰謀
[3/20]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
忍までもがそうであった。
「あれを持って暴れ回りたいぜ」
「何かあの人の漫画に妙な思い入れある人が多いんだな」
シンは改めてそれに気付いた。
「何だかな」
「ですからシン君」
アズラエルがまた言ってきた。
「ここは落ち着いて。後でゆっくりとサンドバックでも叩いて」
「カガリさんも」
「ああ」
カガリもアズラエルの言葉に頷いた。
「それにあの人はいつもああですから。怒っていたら身が持ちませんよ」
「いつもああなのか」
「その通りだ」
京四郎がそれに答えた。
「どうしようもないからな」
「あれでも今日は大人しい方じゃないかしら」
ナナが言う。
「酷い時なんかもう」
「銃殺だ、非国民だって凄いんだから」
ファが呆れた顔で述べる。
「もう手がつけられないのよ」
「そんなにか」
「だからだ。そんなに怒ってはいけないんだ」
カミーユがシンとカガリに言った。
「わかったな」
「あ、ああ」
「何となくな」
「タリア艦長もね」
フォウはタリアを気遣ってきた。
「あまり御気になさらずに」
「え、ええ」
タリアはそれに応えた。
「聞き流してもらえれば」
「わかったわ」
フォウのその言葉に気を取り直した。そしてようやく落ち着きを取り戻してきた。
「しかしよ」
シンはあらためて述べた。
「あのおっさんだけれど」
「ああ」
一矢がそれに応える。
「大丈夫なのか?あれでましだなんて」
「当然大丈夫じゃないわよ」
それにナナが答える。
「無茶苦茶なんだから」
「やっぱりな」
「あのおっさんには連邦軍も手を焼いている」
京四郎が言った。
「どうしようもない」
「そうだったのか」
「まあ御前だけじゃないさ」
豹馬がシンに声をかけてきた。
「あのおっさんをぶん殴りたいと思っているのはな」
「豹馬」
「俺だってそうだしな」
「わいの射撃で一思いにってな」
「十三さんは過激過ぎるでごわす。やっぱり絞め落として」
「駄目ですよ、やっぱり薬でこっそりと」
「小介、それもあれよ」
ちずるが彼に囁く。
「ばれるわよ」
「あっ、そうですね」
「何かあのおっさん」
コンバトラーチームの何時にない黒さを見てシンは気付いた。
「とことん人望ないんだな」
「あるわけないわよ」
ナナがまた言った。
「皆迷惑しているんだから」
「全くだ。本当に何とかならないものかな」
「本当にな」
一矢も京四郎もぼやいていた。彼等も三輪には迷惑しているのである。
「このままでは軍全体に支障が出ますよね」
「いえ、既に出ています」
ルリがユリカに突っ込みを入れた。
「それもかなり深刻に」
「やっぱり」
「というか何であんなのが太平洋軍のトップにいるんだ?」
神宮寺は顔を顰めさせて述べた。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ