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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十九話 地獄元帥の陰謀
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かれて下さい」
呆然とするタリアに未沙がそっと囁いた。
「いつものことですから」
「はあ」
「広島に向かえ。よいな」
「広島にですか」
「そうだ、今瀬戸内海にミケーネの大軍が姿を現わした」
彼は言う。
「それを叩き潰せ。よいな」
「わかりました。それでは」
「わしは東京で全軍の指揮をあたる。貴様等はその下に入ってもらうからな」
「いえ、長官」
それにはブライトが異議を呈する。
「何だ!?」
「我々は独立部隊ですのでそれは」
「五月蝿いわ!」
三輪はその言葉に対してまた怒鳴り返した。
「黙って命令に従え!わかったか!」
そこまで言うと自分からモニターを消した。反論を一切許さない、そんな有様であった。
「あいつ!許さない!」
カガリはまだ叫んでいた。
「私達が負け犬だと!」
「コーディネイターの何処が悪い!」
シンもその横で同じであった。彼はトダカとアズラエルが抑えていた。
「あいつだけはこの手でぶん殴ってやる!」
「そうだ!そのまま銀河の果てまで吹き飛ばしてやる!この左でな!」
「それは何のボクシング漫画ですか」
後ろから抑えているアズラエルがそれに突っ込みを入れた。
「全く。また変な漫画を読んで」
「あの漫画は変な漫画じゃないぞ」
シンはそれに反論した。
「あの人の漫画は名作ばかりじゃないか」
「まあ確かに」
意外にもアズラエルは漫画にも造詣が深いようである。
「あんただってあの機械の国が悪役の漫画読んでいたよな」
「あれは僕の愛読書ですよ。主人公がいいですね」
「待て」
だがそれにコウが注釈のようなものを付けてきた。
「あの人の漫画は主役は全部同じ顔じゃないのか?」
「そうだな。俺も好きだが」
アムロもそれに頷いてきた。
「特に天馬はな」
「何か意味深いお話」
エクセレンがそれを聞いて苦笑いを浮かべていた。
「私も無関係じゃない気がするし」
「私もなのよねえ」
レミーも同じであった。
「アムロ中佐やあんたともね」
「何でかしらね」
「私もだよ、マドモアゼル=レミー」
ブンドルまでそうであった。
「これも運命の赤い糸なのだよ」
「そんなこと言ったら際限ないんじゃないかな」
キリーがそれに突っ込みを入れる。
「俺だってそうだしな」
真吾が名乗りをあげた。
「どうにもあの漫画には他人に思えない奴がいる」
「確かにね」
沙羅もそれに頷く。
「私だって仮面がやけにね」
「あっ、俺も」
「俺もだ」
雅人に亮もそれは同じであった。
「俺羽根が好きだな」
「俺はブンドルと同じだな」
「俺もだな」
アランもであった。
「キリーと同じキャラクターをだ」
「お互いライオンが好きみたいだな」
「ああ」
「俺はあの六角形の剣が気に入ったぜ」

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