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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十八話 ミケーネ帝国の攻勢
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               第百二十八話 ミケーネ帝国の攻勢
ベルリンでの戦いを終えティターンズを宇宙より退けたロンド=ベル。だがすぐにまた別の戦場へ向かうことになったのであった。
「やはりそうなりますか」
「済まないな」
ミスマルが大文字に申し訳なさそうに述べていた。
「三輪長官からのたっての要請でな」
「はあ」
「日本に向かってくれ。そしてミケーネとの戦闘に当たって欲しい」
「わかりました。それで日本ですが」
「うむ」
「今はどういった状況でしょうか」
「膠着したままだ」
そう言うしかなかった。
「動きはない。どちらも動けない」
戦力が伯仲しているからだ。こうした意味でミケーネは日本に釘付けとなっておりそうさせたのは三輪であり中々の功績であるとは言えた。
「そこで君達に来てもらい」
「ミケーネとの決着を着けると」
「そうだ。頼めるか」
「わかりました。それでは」
「ああ。それでだ」
ミスマルは話を変えてきた。
「ベルリンのことだが」
「はい」
「ダメージはどうかな。デストロイガンダムの突入があったそうだが」
「そちらは大したことはありませんでした」
大文字は素直にそう述べた。
「そうなのか」
「はい、市民は安全な場所に避難しておりましたし主に郊外での戦いでしたので」
「不幸中の幸いだったと言うべきか」
「はい」
「ならいい」
そこまで聞いて頷いた。
「ではすぐにそちらに兵を進ませる。後のことは任せてくれ」
「わかりました」
「日本に向かうまでに数日は休んでもらいたかったのだがな。ここは我慢してくれ」
「いえ、これも任務ですので」
彼はそれはいいと述べた。
「御気遣いなく」
「そうか、では頼むぞ」
「了解しました」
こうしてロンド=ベルは次の戦場に向かうことになった。休みなしであったがメンバー達はそれなりにくつろいでいたのであった。
マクロスの劇場内。そこで多くの者がユウナの所蔵の特撮映画を堪能していたのだ。
「ううむ」
ユウナはそれを見て満足そうに唸っていた。
「特撮はいいねえ」
そしてこう述べた。
「素晴らしい文化だ。そうは思わないかい?」
「そうだな」
ナオトがそれに応える。彼も満足そうだ。
「仮面ライダーだったか」
「うん」
見れば剣を持っている。二十一世紀初頭のライダーであるらしい。
「いい映画だな。ただ」
「何かあるのかい?」
「脚本に癖がないか?それが気になるな」
「僕はそれがいいと思うけれどね」
ユウナは如何にも通ぶってそう返した。
「この独特の脚本がね。いいんじゃないか」
「けれどよ、ユウナさんよ」
それにキャオが突っ込みを入れる。
「この脚本家伏線張り過ぎだろ。それで風呂敷を畳めていねえし」
「まあそれはね」

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