第百二十六話 明けない夜
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と戦っている。そのミョッルニルを手で弾き返した。
「この程度の攻撃で!」
「ヘン!もうそっちの攻撃はわかってるんだよ!」
クロトは空中からドモンのゴッドガンダムを見下ろして叫ぶ。
「御前の動きなんか見え見えなんだよ!」
「何っ!」
「これならどうさ!よけられるか!」
変形して突撃してきた。ドモンからの攻撃は左右に舞いかわしていく。
「ほらほら!当たらないよ!」
「クッ!」
「それで!」
ゴッドガンダムの前で変形してきた。そして口からアフラマツダを放ってきた。
「抹殺!」
それで仕留めようとする。だがここでドモンはその身を消した。
「なっ!」
「ムンッ!」
分身した。それでレイダーのアフラマツダをかわしたのであった。
「チッ!まぐれにしちゃよくやるじゃないか!」
「まぐれではない!」
ドモンはクロトに対して言う。
「これぞ明鏡止水!それがわからぬ貴様に勝ち目はない!」
「明鏡止水!?じゃあ見せてもらいたいもんだね!」
その言葉がクロトを余計に激昂させた。
「それで僕の攻撃をかわせるってんならさ!」
間合いを放つ。それと同時にまたミョッルニルを放つ。
「撃滅!」
「させん!」
それも分身してかわす。二人の戦いも激化していった。
ヒイロは空でフォピドゥンと対峙していた。彼は冷静な様子でその緑のガンダムを見ていた。
「只のガンダムではないな」
「御前・・・・・・うざい」
シャニはヒイロのウィングゼロカスタムを見据えて呟いた。
「うざいから・・・・・・死ね」
そしてビームを放ってきた。それは曲がってヒイロに向かってきた。
「ビームを曲げてくるというのか」
「そのままくたばれよ」
クロトはヒイロに言う。その声には不気味な狂気があった。
「天使だか何か知らないけれどな」
「確かに動きはいい。だが」
ヒイロはそのビームを前にしても冷静なままであった。
「ゼロは見ている。御前の動きを」
後ろに退く。それでそのビームをかわした。
「そして御前のこともまた」
「かわしたってのかよ」
「ターゲット確認、ロックオン」
ビームライフルを構えながら言う。
「敵を撃墜する」
そしてライフルを連射する。数条の光が緑のガンダムに迫る。
だがシャニはそれを避けようともしない。ただそこにいるだけであった。
「甘いんだよ」
そう言って。すると命中した筈のビームが曲げられてあらぬ方向に向かっていった。
「ビームなんて意味ないじゃん」
「そうか。攻撃を受けた場合もビームを曲げられるのか」
ヒイロはそれを見ても特に驚いてはいなかった。淡々と述べただけであった。
「なら」
決断をすぐに下した。右腕にビームサーベルを抜く。
それから向かう。そこにシャニが鎌を携えて向かって来た。
そこにいるのはその
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