第百二十四話 ジオンの栄光
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ジンもそれに続く。
「何ならあんた達もチェーンソーで暴れるかい?」
「お、おでそれ欲しい」
「何て言うか楽しそうだな」
ライトはそんな彼等をぽつりと呟いた。
「あんた達」
「わかるかい?それが」
ミンはその言葉にまた不敵に笑ってきた。
「実はそうなんだよ」
「やっぱり戦いってのが一番スリルがあってな」
「面白くて仕方がないな」
「さ、最高だ」
四天王の面々はそれぞれ言う。それを聞いてライトも苦笑いするしかなかった。
「こりゃまたご機嫌なようで」
「何か俺達みたいな青少年にはわからない世界だな」
「そうそう。やっぱり青少年はスマートにいかないとな」
「ははは、坊主言うのう」
グン=ジェムはケーンのその言葉に口を大きく開けて笑った。
「ではわしが本当の戦いを見せてやろう」
「へえ、どうするんだい?」
タップがそれに問う。
「暴れるっていのかい?」
「そうよ。行くぞ野郎共!」
「おう!」
「行くかい!」
四人がその後ろに来た。そしてそのまま敵の中へ突っ込む。
「邪魔、どけい!」
グン=ジェムは先頭で正面に立つ敵を次々に叩き斬っていく。その周りでは四天王が当たるを幸いに攻撃を繰り出していく。一見そうだが実はかなり計算された緻密な動きであった。
「こりゃまた」
ケーンはそれを見て呟く。
「派手な攻撃だな」
「そうだな。けれどよ」
「ああ、穴が開いた」
タップとライトは言う。そして彼等も突撃に入った。
「久々に主役が活躍といくぜ!」
「そうだな。最近どうも出番が少ないからよ!」
「ギガノスの旦那だけじゃないってことを見せてやる!行くぜ」
ドラグナーの三人も突入していった。その後にロンド=ベルのマシンが入っていく。
その時ナデシコとミネルバも戦場に到達した。一気に主砲を発射する。
「グラビティ=ブラストお願いします」
「了解しました」
ユリカにルリが頷く。そして主砲を放ちそこに穴を開ける。
ミネルバも同じであった。タンホイザーを放つ。
「敵四個小隊壊滅です」
「まずまずといったところかしら」
タリアはアーサーにそう応えた。
「はい。ではこのまま」
「ええ、突撃用意」
「了解、突撃用意」
「アムロ中佐達の援護に向かうわよ」
「アムロ中佐ですか」
「それがどうかしたの?」
「いえ、艦長結構アムロ中佐のことお話してるなって思いまして」
メイリンが言った。
「あたしの気のせいかな」
「言われてみればそうかしら」
自分で少し上を見て述べた。
「どういうわけかね。アムロ中佐とは気が合うし」
「そうなんですか」
「流石ね。あれだけのエースなのに気さくで」
「へえ」
「いい人よ。あの人とは仲良くなれそうね」
「そういえばレミーさんもそんなことを仰っていたような」
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