第百二十四話 ジオンの栄光
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。今ここに。
主力はそのまま向かいナデシコとミネルバは迂回していた。ミネルバに乗艦しているのはザフトのメンバー達であるのはもう言うまでもない。
そこには当然シンもいる。だが彼の顔は浮かない。
「あいつ大丈夫なのかよ」
ディアッカが更衣室で仲間達に対してこう言っていた。皆まずはシャツとトランクスになりそこからアンダーを着てパイロットスーツを着ていた。
「最近おかしいぜ」
「ええ、確かに」
ニコルがそれに頷く。
「ずっとあの娘の側にいますよね」
「ああ、さっきもな」
ミゲルはそれに気付いていた。
「やっぱりな。どうなっちまったんだ」
「ここにいるザフトのメンバーじゃ一番そういう話がないと思っていたんですが」
ジャックが言う。
「どうも意外なことになっているな」
そしてハイネも言う。
「どういうことなんだかな」
「問題は彼が思い詰めているということです」
「そうだな」
皆ニコルの言葉に頷く。
「結構あれで思い詰めるタイプだからな」
「そうだな」
「どうもアスランがやけに気にしているんだよな」
「アスランがですか」
「そうさ」
ディアッカはニコルに答える。
「あいつらしいって言えばらしいか」
「そうですね。けれど」
「どうしたんだ?」
「そっとしておいた方がいい時もありますから」
「そこは難しいところだな」
ミゲルは落ち着いた目になっていた。
「タイミングが大事だ」
「はい」
「とりあえずは様子見か?俺達は」
「それしかないでしょうね」
ジャックが考えた顔で述べる。
「今のところは」
「心の問題だからな。迂闊なことはできない」
「そうだな」
ハイネはミゲルの言葉に頷いた。
「今のところはな、本当に」
「まだるっこしいな、何か」
だがディアッカはそれを聞いてどうにも不満げであった。
「そんなんはどうも俺の性には合わねえ」
「けれどディアッカ」
「それもわかってるさ」
ニコルに返す。
「わかってるから余計になんだよ」
「そうですか」
「それでそのシンは何処なんだ?」
「まだ来ていないみたいですね」
「そうか」
「レイは今は偵察に出ていますし」
「アスランと一緒かね」
「多分そうだと思います」
「ここはアスランに任せてみっか?」
ディアッカは考えながら述べた。
「俺達が下手に動いてもあれだろ」
「そうか」
「そうした方がいいんじゃねえかなって思うんだけれどよ」
「じゃあそうしよう」
ハイネがまずそれに賛同した。
「様子を見てな」
「そうだな」
「今はそれがいいですね」
ミゲルとジャックもそれに続いた。
「じゃあ今のところは」
「ああ、それでいこう」
彼等は今はシンを見守るだけであった。今のところは彼等にはどうすることも出来はしなかったの
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