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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
第十四話 激動と共に訪れる変化
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。何であることに胸を張る。どの栄光を、どう求めるがために、今から串刺され討ち捨てられ八つ裂かれるのか…

「応えて見せろやァッ!!」

瞬間、シュライバーは目を見開く。思い出した。自分が何か、あいつが何なのかを。

「聖槍十三騎士団黒円卓第十二位ウォルフガング・シュライバー=フローズヴィトニル!!」

さあ、今こそ決着をつけるときだ。俺はコイツとの決着が付かなかったがゆえに今まで呪いが残ったのだ。

「やっぱよぉ、先送りになんてするべきじゃなかったんだ。おいティベリウス、テメエの魂、全部よこせや」

(御意、良き夜を。そして勝利を貴方に)

ヴィルヘルムのうちに潜んでいたティベリウスはヴィルヘルムによって溶かされる。その魂が再構築されることはもはやない。しかし、それでも尚、ヴィルヘルムの勝利を疑わず忠義を貫いた。
そして魂の総量が確実に増加する。シュライバーの魂は18万5731。対してヴィルヘルムの魂はそれに僅かに劣る程度までに詰めていた。ティベリウスの吸収。彼本人の魂の総量だけでなく、同時に聖遺物とも言える存在を溶かし、魂に変えた事による結果だった。
どちらが勝つのか。それは誰にも予測ができない。魂の天秤はいまやシュライバーが僅かに勝るだけであり、ヴィルヘルムは自らの攻撃を中てれない。今ここに白を決める真の戦いが幕を開けた。
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