説明会という名のプロローグ〜始めのお話
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さて、オレの名前は白鷺義一転生者だ。
え? 嘘だって? いやホントのことなのよマジで、オレ自身、仏教とか密教とかあんまり信じてなかったし、輪廻転生って言葉だけは知ってたけれど、自分がそうなるなんて思っても見なかった。
まぁ信じられなくても現実を見ないといけないんだけどね。
転生した場所は日本っぽい、親が日本語喋ってたから、そして時代はオレの死んだ時代とそう変わりはなさそう、オレの生まれた村は少々閉鎖的っぽいが、田舎な感じなだけで家電とか結構いいのがそろっている。
ようするにオレはバトルでファンタジックな異世界で勇者プレイでお姫様とトゥギャザーする転生ではなく、普通な世界に転生して、現代で上京したり、あくせく働いてお金をためて普通に生きるのだと思っていたのだ。
それが崩れたのは三歳ごろ、ある程度自由な行動ができる頃だった。
「おとーさん、これなにー?」
オレの右腕にめり込むように一つの宝石が有るのに気づいたのだ。
「うん? ああ、これは星の結晶といってね、この村にいる人にはほとんどみんな付いているんだ」
「星の結晶?」
なんじゃそりゃ、何か似た名前の鉱石を前世に聞いたことがあったような気がしたが、思い出せなかった。
「この星の結晶は僕たち生命に力を与えてくれる、地球が創った鉱物さ・・・・・・ってそんな事ギィにわかるわけないか」
星が創った鉱物? あるぇ?
あ! ちなみにギィって言うのはオレのあだ名、オレの名前の義一のよみかたをかえるとぎいちって読める、だからギィだ。
「この鉱物を付けた生命は超能力を使えるようになるんだ・・・ぬ、ぐぬぬぬぬぬぬぬぅ!」
父は額に青筋を立て、顔を真っ赤にしている。そうやって一分ほどのこと火がいきなり現れて、食卓に穴を開けた。
鉱石に超能力? ちょ! オイオイオイオイ、ちょっと待てそれって―――
「どうだ? 凄いだろ?」
エヴォリミットじゃねーか!?
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