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俺が魔王の息子ってマジですか!?
6話 黒龍編始まりました。
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こうして、俺の黒龍の封印もしくは討伐が決まった。




ー焔王視点ー


「む〜!ラミアの奴は何処に行ったんじゃ!
全然、見つからないではないか!」

「坊ちゃま。今日は諦めて明日にしたらどうですか?」

「そうっスよ!今日のところは眠くなるまで私達とゲームしましょう」

「ささ、坊ちゃま。風邪を引きますので部屋に戻りましょう」


今日は、ラミアとゲームをしようと一日中ラミアを探していたのじゃが見つからない。
正直イライラするが、嫁に自由時間をやるのも夫の務めじゃ。
ここはサテュラの案を採用し、眠くなるまで4人でゲームじゃ。
そんな事を、考えながら余の部屋に向かうため、城の廊下を歩く。
後もう少しで、余の部屋に辿り着くと思った所で・・・。

ゾワ!

『!?』

突如、とんでもない魔力を感じたのじゃ。
もしかすると父上かの?それともベヘモット・・・ッ!?
余はヨルダ達と、魔力の溢れる外の様子を見る。
外には一人の悪魔が居た。
その悪魔は・・・。

「兄上・・・?」

「「「・・・・」」」

余の実の兄であった。
じゃが、その様子は普段目にはしない雰囲気と表情で城の広場に立っていた。
余が生まれる前から付き合いのある、侍女悪魔の三人は何故か頬を染めながら
見ておる。
よくわからんが、何か知っておるのか?

「イザベラ。兄上は何をしているのじゃ?」

「わかりません。私もあのような紅蓮様は初めて見ます。」

知っているのかと、聞いてみたがどうやら知らんらしい。
イザベラが知らないとなると、他の二人も知らないのじゃろう。
すると兄上が赤黒い魔力が右手に集中させる。
一体、何をする気じゃ・・・?
不思議に思いながら見ていると、赤黒い魔力は一振りの巨大な片刃剣になった。
巨大な片刃剣の刀身には赤黒い、電気のようなものがバチバチとしている。
あれはヤバイ。
父上の息子でとても強く、超絶カッコイイ余でもそう感じる。
4人で黙って兄上を見ていると、兄上は巨大な片刃剣に魔力を流し、
片刃剣の刀身から赤黒い大量の魔力がうねりながら放出している。
そして、兄上はそのまま・・・。


下から上へ切り上げる。
ただ、それだけの動作なのだが、兄上が切り上げた瞬間。
膨大な魔力は巨大な斬撃となって、空へと飛んで行った。
もし、あれが余に向けられたらと思うと・・・。
・・・。


フ、余は平和主義者じゃ、争いは好まん。
だから今後は兄上を怒らせないようにするのじゃ。
平和が一番じゃからの!!



ー次の日ー


あの出来事から、すぐに部屋に戻りゲームをせずに寝た余は
今日こそラミアとゲームをするため、イザベラ達と城の中を探す。
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