暁 〜小説投稿サイト〜
IX+V=....
3rd 出会い
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おぼつかなくなった。私はこの隙を見逃さず、会心の一撃で棒を弾き飛ばす!

ガキン! ヒュンヒュンヒュン.... ドス!

武器を失ったリュカはその場で崩れ落ちた!
私は慌てて駆け寄り起き上がらせると、言った。
「リュカ、強くなったな。もう手加減も必要ないかもしれないな。」
多少買いかぶりもあるかもしれないが、正しいと思う。
リュカは「そんなことないよ、お父さん。」言っているが、嬉しそうだ。
「では、そろそろ家に帰るか。サンチョが朝食を作って待っているはずだ。そうだ、ビアンカちゃんも呼んできたらどうだ?もしかしたら朝食が一緒に食べられるかもしれないぞ。」
リュカは顔を赤らめてうつむいてしまった。純情だな。
私とリュかが他愛のない会話をしながら歩いていると

「.....ぉうなったら、ギガブレイk

どっぱああああああああああん

突然声が空から聞こえ、川に巨大な水柱が上がった。
私達にも水がかかりずぶ濡れになる。騒ぎを聞きつけ村人が次々集まってきた。
やがて水飛沫がおさまると一人の男の子が浮いていた。年はリュカと同じくらいではないだろうか。まだ幼い。
「お父さん!」
リュカが叫ぶと同時に私は飛び込んでいた。
「パパスさん!その子を助けたらこちらに運んで来てください!」
教会のシスターが言う。
私は子供を助けるべく泳ぎだした。

パパスSide end

《サンタローズ 教会》
ナインSide

う... ここは...?
俺が目を開けるとそこは教会の一室のようだった。
俺はとんでもない高さから落ちて...それで...
清潔そうな白い天井と壁を眺めながら記憶を整理していると部屋の扉が開き1人のシスターが入ってきた。
「あら、目を覚ましたのね! よかった...。それはそうと、君は一体なぜ落ちていたの?見たところ保護者もいないようだし...。」
なぜって言われても... 別世界から来たって言っても信じてもらえないよなあ。てゆーか、落ちてたら保護者も何もないよね
いや待て。それより'保護者'って言った?
俺保護者必要そうに見えるのかなぁ...?
そう思い壁の鏡を見る。
「ッ!!?」
そこにはバトルマスターの戦闘服を着てモンスターを駆逐してきた俺の姿は無かった。
そこにあったのは人間の体でいうところの6歳程度の男の子の姿だった。着ているものも戦闘服ではなく普通の布の服だった。
「どうかした?」
シスターに呼びかけられ俺は現実に引き戻された。
あ。あの質問どうやって答えよう?
俺が考えていると一人の男と息子だろうか、俺と同い年くらいの男の子が部屋に入ってきた。
「こんにちは、シスター・ミラ!」
「御機嫌よう、シスター・ミラ。男の子の具合はどうだ?」
俺に話しかけてきたシスター
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