3rd 出会い
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《サンタローズ》
リュカSide
...カ... ュカ ... リュカ...
「リュカ、起きろ!」
突然おおごえが耳元で聞こえ驚いて目を開けると、そこにはお父さんがいた。
ああ...そうだ。僕昨日は疲れ切って夜ご飯も食べずに寝ちゃったんだ。
「おはよう、お父さん。でもどうしてこんなに早く起こしたの?」
眠い目をこすりながらお父さんに聞く。窓をみると、まだ太陽も登っていない。
「実はな...、リュカ。お前の昨日の戦いぶりを見て思ったのだが、お前は伸びる。きっとこの父をも超えるだろう。だからいまからお前に剣術の修行をつけてやろうと思ったんだ。朝早い方が涼しいし、幼少の頃に習った方が記憶に残りやすいというし、どうだ?」
なんだ。そういうことだったのか。 それならもちろんやりたいな
「お父さん、僕剣術の修行したい!昨日みたいに恐怖を感じないよう自分に自信をつけたいんだ!」
「よし、いいへんじだ。 では早速始めるとしよう。」
「待って、待ってよ。」
武器構えるの待ってよぉ、お父さん。
「準備はいいな?じゃあ、好きなところに打ち込んできてみろ!」
「うん、わかった。」
僕、もっと強くなりたい!
.
.
.
ギィンッ!ガギン!ドガッ!
朝早く、まだ誰も起きていない村に棒と剣のぶつかる音が響き渡る。
やっぱりお父さんは強いなあ。
僕がどんなに打ち込んでも、お父さんは全ていなす。
時折後ろに飛び退き威力が上がってきた‘バギ’を唱えても、お父さんはそれを剣の一振りで相殺する!
も、もう疲れた...
僕の体力はもうゼロに近い。
ガキン! ヒュンヒュンヒュン.... ドス!
足がおぼつかなくなってきた頃、僕のひのきの棒が弾き飛ばされ、お父さんの剣の切っ先が僕に向けられた。
負けた...。武器を失った僕話す術もなく崩れ落ちる。するとお父さんが
「リュカ、強くなったな。もう手加減も必要ないかもしれないな。」と、親バカなことを言いながら僕の頭を撫でてくれた。
「そんなことないよ、お父さん。」
そうは言って見たものの、やっぱりお父さんに褒められるのは嬉しい。僕は笑顔を隠すことはできなかった。
空にはもう太陽が登り、村の人たちも起き出してきていた。
リュカSide end
パパスSide
私は今、息子のリュカと剣の修行を兼ねた手合せをしている。
リュカは強い。実力は並の戦士か、それ以上だろう。
時折はなってくる呪文の威力も前とは段違いだ。
そして何より、棒の一撃一撃、魔法の一発一発から強くなりたいという気持ちが痛いほどに感じられる。
だから私は息子の気持ちに答えるため本気で相手をすることにした。
疲れが見えてきた息子に向かい連撃を叩き込む。リュカは必死に受けとめるが、足が
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