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カンピオーネになってしまった赤髪の少年の物語
赤のプロローグ
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.....」
更にポカーンとしてしまう僕。
「三つ目は身体能力。これはあれね、魔法を使わなくてもそっちの世界の魔導師くらいなら圧倒できるくらいの身体能力ね」
そして女の人は言った。


「様は世界を単独で滅ぼせるくらいの力を持っているってことね」


「..........」
もう、開いた口が塞がらなかった。
というか、
「どんだけチートなんですか!?」
思わず突っ込んでしまった。
「まあ、神様殺したくらいだからこれだけの力が手に入って当たり前なんだけどね」
女の人は普通のことだというように言う。
「というかそんな人があと七人も居るんですか?」
さっき女の人は言った。


____________八人目のカンピオーネ


僕も含めて世界に八人もそんな人が居たら管理局の立つ瀬がないというか..........
「まあ、みんな世界を滅ぼそうだなんて考えてないから大丈夫なんじゃないかしら」
というかみんながそんなことを考えたら八人で戦争が起きるわね、世界が消滅するって言う特典付きでね、そう付け足した。
「僕はそんな危険人物になってしまったんですか..........」
先程とはうってかわり僕がortの体勢をとってしまった。
「まあ、あんまり気にしない方が良いと思うわよ。他の『カンピオーネ』も気にせず普通に過ごしているし」
女の人はうつ向く僕をしゃがんで慰めてくれた。
ありがとうございます..........そうやって気遣ってくれて嬉しいです。
僕は内心でそう思っていると、ふと女の人は立ち上がる。
「さて、そろそろ時間ね」
時間?なんのことだ?
僕も立ち上がる。
「そろそろ君も元の世界に戻らないとみんなが心配してるころだしね」
「あっ」
たしかにそうだった。
僕は慌て出す。
「僕が来て何時間くらいたっていますか!?」
僕が店でラーメンを食べていたのは一時くらいだったはず。
一体何時間たっているのか、考えただけで寒気がした。
「大体六時間くらいね」
六時間......今.........七時.........門限六時...........死んだ。
「ど、どうしたの?顔が真っ青よ.....」
今の僕の顔は自身の真っ赤な髪色とは対照的な色だった。
「い、いえ..........気にしなくても大丈夫ですよ..........」
「そ、そう.....」
女の人はあまり納得してなさそうだったが退いてくれた。
「じゃあ、開けるわね」
女の人がそう言うと僕たちの居た場所に扉が現れた。
扉の中は光輝いていた。
「それじゃあ.....頑張ってね.....」
「はい......頑張ります.....」
僕は女の人にそう言って扉を開けようとする。
「あ、そうだ........」

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