第五十六話 祝宴
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た」
庭に出てみると、タンニーンと同じサイズのドラゴンが十体もいた。
「来てやったぞ、兵藤一誠。黒神闇慈」
「うん!ありがとう、おっさん!」
「態々、ありがとうございます、タンニーン」
皆はタンニーンを含めたドラゴン達の背中に乗り、パーティ会場へと向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あー、ちかれた」
「この人数に挨拶して回るのは、流石に堪えるよ・・・」
パーティ会場に着き、上級悪魔達との挨拶を終えた闇慈、一誠、アーシア、ギャスパーは隅っこの空いていたテーブルを囲みながら、イスに腰掛けた。慣れてないこともあるのか四人ともグッタリだった。ましてや『赤龍帝』や『黒衣の死神』の名前を持っている一誠と闇慈は注目の的だった。闇慈に至っては紳士的イケメンなので祐斗同様に、女性悪魔から手引きを受けた。
「じゃあ僕は何か飲み物を貰ってくるね」
闇慈は他の3人と一旦別れを告げると、様々なドリンクが置いてある所まで来た。
「さてと・・・何にしようかな」
「お久しぶりですわね。黒衣の死神さん」
闇慈はその声をする方を向くと金髪のツインロールが特徴のピンク色のドレスを装った少女が立っていた
「貴女は確か・・・ライザーの妹のレイヴェル・フェニックスさん」
「レーティングゲーム以来ですわね。相変わらずご活躍されているみたいですわね?」
立っていたのはリアスの元婚約者、ライザー・フェニックスの妹のレイヴェル・フェニックスだった。
「ライザーの事はイルちゃんとネルちゃんから聞きました。すみません・・・」
「貴方が気になさることはありませんわ。才能に頼って調子に乗っていましたから、お兄様にとって良い勉強になったはずですわ」
「(妹がそんな言い方して良いのかな?・・・まあ良いけど)それより貴女は今どうしているのですか?」
「それなら現在トレードを済ませて、今はお母さまの眷属と言う事になってますわ。お母さまが自分の持っていた未使用の駒と交換してくださったの。お母さまは眷属になりたい方を見つけたら、トレードしてくれるとおっしゃってくださいましたから、実質フリーのビショップですわ。お母さまはゲームしませんし」
ここで用語の説明に移る。『トレード』とはレーティングゲームのルールの1つで、キングである悪魔の間で自分の駒を交換出来る制度のことを言う。ただし同じ種類の駒である事が必須条件である。
「そんなことが出来たんですね。初耳です」
「あの、死神・・・」
「あのレイヴェルさん。僕のことは名前で呼んでくれませんか?その方が僕も嬉しいので」
「良いのですか!?」
レイヴェルはグイッと闇慈に近づき、目をキラキラさせながら尋ねた。闇慈は少し動揺したが
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