第五十一話 将来
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ったのか勢い良く立ち上がり、闇慈を指差しながら怒声を上げた。
「僕は自分の考えを述べただけです。それは貴方の勝手な解釈でしょう?結論から言うと僕は人を苛む人が居るところに居たくない。それだけです・・・そして」
闇慈が真紅の魔眼と魔力の覇気を立ち上がったお偉いさんに向けるとその人物もゼファードルの眷属同様に泡を吹きながら失神してしまった。
「っ!?」
他のお偉いさんは何が起こったのか分からないようだった。
「あまり俺を怒らせるなよ?長生きしたかったらな・・・」
闇慈が静かに呟き、扉に手をかけると・・・
「アンジ君の言う通りだよ!ならなら!うちのソーナちゃんがゲームで見事に勝っていけば文句も無いでしょう!?ゲームで好成績を残せば叶えられる物も多いのだから!」
セラフォルーが怒りながら提案してきた。
「もう!おじさま達はうちのソーナちゃんをよってたかっていじめるんだもの!私だって我慢の限界があるのよ!あんまりいじめると私がおじさま達をいじめちゃうんだから!」
セラフォルーの涙目でお偉いさんに物申した。お偉いさんたちは反応に困っていたが、ソーナは恥ずかしそうに顔を手で覆っていた。
(ありがとうございます、セラフォルー様)
闇慈がセラフォルーに笑顔を送っていると、セラフォルーもそれに気付いたのかピースで返してくれた。ここでサーゼクスがリアスとソーナに提案を出した。
「丁度良い。ではゲームをしよう。リアス、ソーナ、戦ってみないか?」
2人は顔を見合わせ、目をパチクリさせて驚くがサーゼクスは構わず続ける。
「元々、近日中にリアスのゲームをする予定だった。アザゼルが各勢力のレーティングゲームファンを集めてデビュー前の若手の試合を観戦させる名目もあったものだからね。だからこそ丁度良い。リアスとソーナで1ゲーム執り行ってみようではないか。対戦の日取りは、人間界の時間で8月20日。それまで各自好きに時間を割り振ってくれて構わない。詳細は後日送信する」
サーゼクスの決定により、リアスとソーナ会長のレーティングゲームが開始される事になった。こうして若手集会はこれで終了となった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「アンジく〜ん♪」
「セラフォルー様」
集会が終わり、一人で考え事をしているとセラフォルーが闇慈の元に寄ってきた。
「今日はありがとう♪ソーナたんのこと庇ってくれて嬉しかったよ♪」
「僕は自分の意見を述べただけです。気にしないで下さい。あと・・・ソーナ会長は?」
「大丈夫だよ。酷く言われていたみたいだけど、ソーナたんは何時も通りに戻ってたよ♪さっきだってせっかくお姉ちゃんが心配で来たのに『大衆の前であんな言い方は控えてください』って怒られちゃったん
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