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ハイスクールD×D 万死ヲ刻ム者
第五十一話 将来
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始めた。

「私は本気です」

セラフォルーもうんうんと力強く頷いていたが、お偉いさんは冷徹な言葉を口にする

「ソーナ・シトリー殿。下級悪魔、転生悪魔は上級悪魔たる主に仕え、才能を見出だされるのが常。その様な養成施設を作っては伝統と誇りを重んじる旧家の顔を潰す事となりますぞ?いくら悪魔の世界が変革の時期に入っていると言っても変えて良いものと悪いものがあります。全く関係の無い、たかが下級悪魔に教えるなど・・・」

その一言に匙は黙っていられなくなった。

「黙って聞いてれば、なんでそんなに会長の・・・ソーナ様の夢をバカにするんスか!?こんなのおかしいっスよ!叶えられないなんて決まった事じゃないじゃないですか!俺達は本気なんスよ!」

「口を慎め、転生悪魔の若者よ。ソーナ殿、下僕の躾がなってませんな」

「・・・申し訳ございません。あとで言ってきかせます」

「会長!どうしてですか!この人達は会長の、俺達の夢をバカにしたんスよ!どうして黙っているんですか!?」

「サジ、お黙りなさい。この場はそういう態度を取る場所ではないのです。私は将来の目標を語っただけ。それだけの事なのです」

「夢は所詮、夢。叶うことと叶わぬことがありますぞ。ましてや下級悪魔如きがレーティングゲームを学ぶために行き来する学校など・・・」

「下らないな・・・」

「なんだと?」

お偉いさんの言葉を遮り、闇慈が声を上げた。
そして踵を翻すと出入り口の扉に向かって歩き始めた。祐斗はそれを引き止めるように尋ねる。

(すみません。今は執事の言い付けを破らせてもらいます)

「闇慈君!?どこに行くつもりなの!?」

「何処にって、グレモリーの本邸に戻るだけだよ。ここに居続けると下手したら、そこに居る石頭達に・・・『死』を見せる事になるかもしれないからね。大事になる前に引き取らせて貰うよ」

「貴様・・・今我らの事を『石頭』と言ったか?グレモリーの執事はしつけがなっていませんな」

お偉いさん達が闇慈の言葉に怒りの表情とドスの効いた声を出したが、闇慈は構わずに続ける。

「さっきから聞いていれば、他人を見下す、人の夢を侮辱する、伝統だとか誇りだとか古臭い考えを持ち出し自分がいかに正しいか他人に押し付け、意見を聞こうとしない。まあ自分の身分左右されなかったサイラオーグさんやリアス先輩の夢はとやかく言わなかったみたいですが、そんなことしか頭の中に入っていない人たちを『石頭』と呼ばずになんと呼べと良いんですか?いや。寧ろ将来のことが心配になってきましたね。お偉いさんがこんな人達じゃ、冥界の将来が気になって仕方ないですね」

「貴様ァ!執事の分際で我らを侮辱し、意見するつもりか!?」

お偉いさんの一人が耐え切れなくな
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