第四十八話 冥界
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まりそこが冥界の入り口ってことですか?」
「そう言う事よ、アンジ。さあ、3番ホームまで歩くわよ」
全員がエレベーターから降りると何やら人工的な空間に出た。初めて来た闇慈たちは人間界とは何か違うように感じていた。そして駅のホームに着くと斬新なデザインと形をした列車がホームで待っていた。そしてそれを堂々とリアスが説明する。
「グレモリー家所有の列車よ」
そしてリアスの先導に中へと入っていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一誠は列車に揺られ、トランプなどで時間を潰していた。しかしその間に一誠の恋人候補達に詰め寄られ、一誠はタジタジとなっていた。
一方、闇慈は休みたいために少し離れた所で、ゆっくりと仮眠をとっていた。
「スースー・・・ん?」
闇慈は何やら違和感を感じ、少し眼を開けて何か見ていると、小猫が可愛い寝息を立てながら闇慈にもたれ掛かりながらスヤスヤと眠っていた。
「こ、こ、小猫ちゃん!?」
闇慈は一瞬戸惑ったが寝ている小猫を起こすのも悪いと思い、そのままにしておき、外の風景を楽しんだ。
冥界と言いつつも自然はあるようだった。そして大きく違っていたのは『空』が青ではなく、紫色をしていたことだった。
(色んな意味で僕はラッキーなのかもしれない。本で読んだことしかない場所に僕はこうやって立っている。この経験はこの先の人生においてどんなことに役に立つのかな?)
闇慈は一人哲学的なことを考えていると・・・
「ちょっとすみませんな。入国の手続きをしたいのですがよろしいですかな?」
闇慈が声のしたほうを向くと髭を生やした老人が車掌らしい帽子をとって尋ねてきた。それに基づき小猫も目を覚ましたようだ。
「貴方はこの列車の車掌さんなんですか?」
「ホッホッホ。初めまして、私はこの列車の車掌をしております『レイナルド』と申します」
「ご丁寧にありがとうございます。僕は『黒神闇慈』です。よろしくお願いします」
「なんと・・・貴方が『黒衣の死神』ですかな?」
「僕の事を知っているのですか?」
「知っているも何も、冥界では有名ですぞ?ライザー様や先の大戦の堕天使コカビエルを若いながらに倒した注目のまとですぞ」
闇慈はそれを聞くと頭を抱えてしまった。なるべく目立たないようにしていたが冥界の情報力を甘く見ていたようだった。
「まあまあ。有名になることは悪いことではないですぞ?まあ話はここまでとして入国手続きをしますぞ?」
そう言うとレイナルドは特殊な機械を闇慈と小猫の顔に当てると、承認の音らしきものがなった。
「これで手続きは終了ですぞ。では列車の旅を彼女さんとごゆるりと」
「えっ!?」
「・・・っ!?」
レイナルドはそのまま
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