第31話
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上条の呟いた時、隣にいたミーシャは冷たく息を吐いた。
「解答一、自己解答。
標的を特定完了、残るは解の証明のみ。
私見一、とてもつまらない解だった。」
言うな否やミーシャは開いた窓から庭へと飛び出し、どこかへと走り去ってしまう。
神裂は慌ててミーシャを引き止めようとするが既に姿はなかった。
「まずいぞ、ミーシャは上条刀夜を殺す筈だ。」
「ッ!?
何でだよ!!」
上条は麻生に迫り来るように問い詰める。
麻生は冷静に端的に告げた。
「ミーシャがお前や俺にした事を思い出してみろ。」
その言葉にゾッ!、と背筋を凍らせた。
ミーシャは犯人を追い詰める事に何のためらいも見せなかった。
それは経験した上条が一番分かっている事だ。
「火織、当麻、お前達は今すぐに「わだつみ」に戻ってお前の父親を保護しろ。」
「・・・・・分かりました。
あなたはどうするのですか?」
「俺はここに残って御使堕しを解除できるか試しみる。
出来ないと分かったらすぐにそっちに向かう。」
「俺も麻生と一緒にここに残って調べるぜい。」
神裂と上条は頷くと急いで家を出て行く。
「ちくしょう、ちくしょう!!」
容赦なく刀夜に金槌や釘抜きを振り下ろす姿を想像して、上条は歯を食いしばりながら、上条は絶叫しながら急いで海の家に戻る。
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