暁 〜小説投稿サイト〜
とある星の力を使いし者
第31話
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

上条の呟いた時、隣にいたミーシャは冷たく息を吐いた。

「解答一、自己解答。
 標的を特定完了、残るは解の証明のみ。
 私見一、とてもつまらない解だった。」

言うな否やミーシャは開いた窓から庭へと飛び出し、どこかへと走り去ってしまう。
神裂は慌ててミーシャを引き止めようとするが既に姿はなかった。

「まずいぞ、ミーシャは上条刀夜を殺す筈だ。」

「ッ!?
 何でだよ!!」

上条は麻生に迫り来るように問い詰める。
麻生は冷静に端的に告げた。

「ミーシャがお前や俺にした事を思い出してみろ。」

その言葉にゾッ!、と背筋を凍らせた。
ミーシャは犯人を追い詰める事に何のためらいも見せなかった。
それは経験した上条が一番分かっている事だ。

「火織、当麻、お前達は今すぐに「わだつみ」に戻ってお前の父親を保護しろ。」

「・・・・・分かりました。
 あなたはどうするのですか?」

「俺はここに残って御使堕し(エンゼルフォール)を解除できるか試しみる。
 出来ないと分かったらすぐにそっちに向かう。」

「俺も麻生と一緒にここに残って調べるぜい。」

神裂と上条は頷くと急いで家を出て行く。

「ちくしょう、ちくしょう!!」

容赦なく刀夜に金槌や釘抜きを振り下ろす姿を想像して、上条は歯を食いしばりながら、上条は絶叫しながら急いで海の家に戻る。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ