スーパーロボット大戦OGs
0092話
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きさを誇るコンテナが6個あるにも関わらず、妙に寂しく感じられる。
「アクセル大尉、申し訳ありませんが招集がかかりました。この場はお任せしてよろしいでしょうか?」
「ああ、構わない。このコンテナは俺が安全に処理しておくから気にしないで行ってくれ」
「では、よろしくお願いします」
敬礼をして、ここにコンテナを運んできたノイエDCの兵士と共に去っていく。
その後ろ姿を見送ってから、コンテナの1つへと触れる。
「空間倉庫、収納」
まずは最初の1個。空間倉庫のリストを見ると、そこには『コンテナ(爆弾)』と表示されている。やっぱり爆弾だったか。残念だったな、アーチボルド。お前の策はこれで潰えた。
アーチボルドの驚く顔を見る事が出来ないのは非常に残念だが、それはこの際しょうがない。
続いて残り5個のコンテナも空間倉庫の中へと収納し終えるとそのまま倉庫から出る。
「ハガネが来たな」
ハガネから出撃した部隊は、リクセント公国の市街へと入る事なくその周辺で挑発するようにランドグリーズを誘き寄せては撃墜している。
そしてランドグリーズが全機撃墜されたその時、別方向から2機の機体がかなりの速度で突っ込んでくる。
あれはフェアリオンか。テスラ研の誇る世界有数の頭脳の持ち主2人が趣味に突っ走って開発された機体。その趣味は機体の外見を見ても分かる。
「ある意味アンジュルグの系譜と言えなくもない、か?」
その2機を見てそんな事を思うが、その場合はヴァルシオーネがその祖と言えるだろう。
「だがその性能はさすがという他ないな」
市街地からのノイエDCの攻撃を信じられないようなアクロバット飛行を用い、回避し続ける2機。確かシャイン王女が予知で敵の攻撃を予測し、その情報をラトゥーニが受け取った後に操作する……というシステムだった気がする。
エースパイロットならともかく、一般の兵士では相手が悪すぎるな。
「さて、ハガネやノイエDCに見つかる訳にもいかないしこの辺で帰るとするか」
未だに戦闘を続けているノイエDCとハガネの部隊を尻目に、俺は郊外へと隠してあるソルプレッサへと向かった。
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