スーパーロボット大戦OGs
0092話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
がお勧めよ。気候も穏やかで観光地としても有名らしいから」
「ああ、そうさせてもらう。ヴィンデル、ソルプレッサを1機借りるぞ」
「構わんが……分かってると思うが、シャドウミラーがこの戦闘に介入、しかもノイエDCを敵にするというのは面白くない。PTやAMは出せない事を忘れるな。こちらから出せるのは移動用のソルプレッサくらいだ」
ヴィンデルの言う事ももっともだ。手を組んでいる筈の俺達シャドウミラーの機体がノイエDC相手に敵対したとなるとアースクレイドルでの内戦なんて事になる可能性もある。
「了解。その辺は分かってる。バレないようにやらせてもらう」
ヴィンデルとレモンに軽く手を振って、格納庫へと向かった。
「こんなもの、か?」
リクセント公国内にある店で帽子やサングラス、ジャケット等を購入して着替える。一応変装のつもりだ。以前イスルギ重工の工作員らしき男に俺は良くも悪くも目立つと言われたので、その対策として安直ではあるが変装する事を選んだ。
「おい、ここはもうすぐ戦場になる。一般人はシェルターに避難だ。急げ」
店に入ってきたノイエDCの兵士が、そう言って店員や客を急かす。
もちろん変装している俺もそのまま連れて行かれる。
「急げ! 敵が来る前にこいつをシェルター内へ運び込むんだ!」
店にいた者達とシェルターへと向かう途中、そんな声が聞こえてきた。それだけなら特に気にもしなかったのだが、その声を発した男のすぐ近くにいる人物が目につき、足を止める。
「おい、どうした?」
先導しているノイエDCの兵士がそう尋ねてくるが、それを無視してその男へと声を掛ける。
「ユウキ!」
突然声を掛けられたユウキは周囲を見回しているが、どこにも自分の事を知っている人物がいないので不思議そうな顔をしている。
「悪いな、軍人さん。俺の知り合いがあそこにいるみたいだ。先に行っててくれ」
これまでの言動から人の良い人物だと判断したノイエDCの兵士に声をかけ、そのままユウキの方へと近づいていく。
「ユウキ、久しぶりだな」
「お前は?」
不審そうな顔つきのユウキだが、俺が帽子とサングラスを取るとその顔は驚きの色に染まる。それはそうだろう、俺がこんな所にいるのはユウキにとって完全に予想外なのだから。
「大尉!? どうしてここに?」
「……そのコンテナが俺がここにいる理由だよ」
「コンテナが?」
ユウキの問いかけを流し、コンテナの近くにいるノイエDC兵士へと声を掛ける。
「このコンテナ、アーチボルドの命令で運び込まれたものだな?」
「え? ええ、はい。戦いが長引いた時の為の非常食だと聞いてますが」
「非常食、ねぇ……?」
アー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ