第一章 無印編
第五話 『なのは、魔法少女になる』
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材質モデルになっている。
そう…なのはは“魔法少女”になったのだ。
シホはそれを見て、とある古い記憶が呼び起こされる。
…アカイアクマの洋館で開けてしまったミミックの箱。
その中に入っていた羽根つきのアーパーステッキ…その名も!
…記憶強制封印!
一番から…(以下略)。カット! カット! カット!!
何度か頭を振るっているシホだったが、すぐに戦闘思考に戻し、
「さぁ、なのは! さっさとユーノにその魔法の杖の使い方を教わってこいつを倒してジュエルシードってモノを封印しなさい!」
「う、うん!」
シホはそう言いまた魔物に駆けていった。
だがなのはの魔力に反応したらしく魔物はなのはの方に向かっていった。
とうのなのはは目を瞑り使い方の^_^まイメージを頭に思い浮かべ、すぐにゆっくりと目を開けると杖を掲げ、
《protection.》
レイジングハートから電子音のような女性の声とともに桃色の膜――防御魔法――が展開し魔物の攻撃を防いだ。
防がれたために動きが怯んだ隙を狙って、
「リリカルマジカル。ジュエルシード21!」
なのはの掛け声とともにレイジングハートから光の翼が展開される。
のちにシホはこれがシーリングモードだと聞かされる。
(でも…魔法の呪文キーがリリカルマジカルって…もしリンがいたら同情の視線を送っていたかしら?)
シホがそんなどうしようもないことを考えているうちにそのシーリングモードから何本もの光の帯が魔物に向かって流れて縛り上げる。
それによって魔物は苦しみだし額にXXI…つまり21番の文字が浮かび上がる。
「リリカルマジカル。ジュエルシード、シリアル21。封印!」
それによって魔物が輝きだして一気に弾けた後、地面にジュエルシードと呼ばれる青い宝石だけが転がっていた。
ユーノの指示でレイジングハートを近づけるとジュエルシードはレイジングハートのコアの部分に吸収された。
これで終わったらしく、なのはの姿は解除され元の服装に戻っていった。
これも後にバリアジャケットというものだと聞かされる事になる。
シホはゆっくりと話をしたかったが魔物が盛大に暴れてくれたために(シホは自分も暴れていたがその事を棚上げした)辺りはボロボロでパトカーのサイレンも聞こえてきた為に、
「逃げるわよ!」
「ふ、ふえぇぇぇーーーッ!?」
なのはを両手で抱える。ちなみにお姫様抱っこである。
それでなのはは顔を赤くしたがシホは構わない。
そしてユーノはなのはの腕の中、フィアットはシホの肩の上に乗った。
シホはなのはが落ちないで姿勢が安定した事を確認した後、足に魔力を込めて、来た時と同じように電柱を足場になるべく遠くに移動していった。
◆◇―――――――――
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