第一章 無印編
第五話 『なのは、魔法少女になる』
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はこういう解釈でいいかしら?」
「はい。だからその分使い方も分かっていて、それにお姉様と同格か下位の魔力を持ち合わせている…なのはさんに兄さんのデバイス“レイジングハート”を使って封印してもらいたいのです」
「やっぱり、か…。私としては魔力資質が膨大でもただの一般人でしかないなのはにはお勧めしたくないわ」
「シホちゃんも一般人じゃ…?」
「…さっきの一連の光景を見て私を一般人だと思うなら脳外科か眼科をお勧めしたいところよ?
でも、今私はもう使い方がわからないけどデバイスは所持しちゃってる。
ユーノとフィアは私の治癒魔術で傷は塞がっているけどデバイスを扱えるほど今は魔力がない。
さらにそのジュエルシードって奴はそのデバイスを使わないといつまでも封印はできない。
だから最善策としてなのはに頼らざる得ないのが現状でベストな判断。…これでよろしい?」
三人はシホの丁寧かつ的確なまとめに驚いていたが、ユーノとフィアットは概ね正しいので頷いた。
「そう…それじゃしかたがないわ。私個人は反対だけど現状が現状だし私が奴の足止めをしている間にちゃっちゃと契約しちゃいなさい?」
そしてシホはまたホルダーから双剣を取り出して駆けていった。
駆けていった先にはまるで猪のように魔物が迫ってきている。
魔物から幾重もの触手が放たれるが、シホはそれを意に介さず次々とそれらを切り裂いて本体を攻撃していく。
再生しているとはいえ、その倍以上の攻撃をシホは与えているので魔物はどんどん傷だらけになっていく。
その光景を見ていたフィアットはというと、
「お姉様…素敵だわ。やっぱり私の目に狂いはなかった」
と、頬を赤くしながら呟いている。
それを見ていた兄・ユーノは妹が特殊な性癖に目覚めてしまったことを嘆きながらも呪文をなのはに教えようとする。
「一緒に唱えて。我、使命を受けし者なり…」
「えっと…我、使命を受けし者なり…」
「契約の下、その力を解き放て」
「契約の下、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に。そして、不屈の心はこの胸に」
「風は空に、星は天に。そして、不屈の心はこの胸に」
ユーノとともに唱えていたなのはだが途中から自分で唱えるようになり、
「「この手に魔法を。レイジングハート、セット・アップ!」」
《stand by ready. set up.》
ユーノと同時に最後の呪文を唱えた瞬間、桃色の光が空高く舞い上がる。
シホはデバイスによって引き出されたその膨大ななのはの魔力反応に魔物を大きく吹き飛ばして一度見入る。
見ると光の中でレイジングハートと呼ばれる赤い水晶玉が杖の形に変形していき、なのはの姿もフィアットがいうには自身の守りの衣服のイメージで構成されるというが、なぜか聖祥の制服が構成
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