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SAO編−白百合の刃−
SAO2-黒と白
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必死に誤魔化そうとしているのが顔に書いてあるわ。しかもわかりやすく太字で」
「「そんなにわかりやすくないだろ!!」」
「わかりやすいわよ。それに、誤魔化したことを肯定したわね」
「「あ……」」
「そう言えば、よく見ると似ているよね……特に眼が」

 まずい、納得したはずのアスナが疑い始めた。

「思い出したんだけど、貴方達双子の兄妹とか言ってなかったっけ?」
「あ、そうそう。前にキリト君、双子の妹がいるとか言っていた」

 そうだった。あの時は特に兄妹関係が世間に知られてもいいから、普通に呼んでいた時代にドウセツは聞いていたんだった。あとアスナもキリトから聞いているっぽいし、これは完全に私達が兄妹だってことを、それ誤魔化していることをバレてしまっている。

「もう誤魔化しは聞かないようですよ、キリトの兄さん」
「仕方ないか……。我が妹よ」

 もはや避けられないことなので、私達双子の兄妹はアスナとドウセツに改めて関係性を話すことに決めた。

「キリカは俺の双子の妹なんだ」
「やっぱり……でも、珍しいね。双子なのにキリト君とキリカちゃん、ほとんど似てないね」
「ちょっと稀にある一卵双生児の双子なんだよね。だから、アスナの言うとおりあんまり似てない。それと今まで兄妹関係を黙っていたのは、私達、あんまり目立ちたくないから、あくまでも友達に似たような関係として接したの」
「あ、だからキリト君は常に黒ばっかり着ていて、キリカちゃんは白ばっかり着ているのね!」

 関係あるのかわからないけど、一応は間違ってはいない。というか、常に兄が黒ばっかり着ているから

「目立ちたくないって言うけど、貴方達十分目立っているじゃない。ソロプレイヤーで最強の一人、『黒の剣士』キリト。そのキリトに対して同じ最強の一人と呼ばれている『白の剣士』キリカ。よくもわからない二つ名がついている時点で目立っているわ」
「「それはっ……」」

 さっきからどんどんと覗き込みますね……。それもスキルなんかじゃないかと疑ってしまう。
 キリトは話題を変えろと言わんばかりに必死な目でアスナに視線を送る。それを悟ったアスナは別の話題をふった。

「そ、そう言えば、最近、結婚を申し込まれたわ」

 あ、アスナさん。その話題はあまりにも変化球過ぎて、おかしなことになるから! つか、何でその話題なの!?

「なっ……」

 そして何で、アスナに目で問いかけた兄が口をぱくぱくしているのよ? 一人で真剣に取り込まないでよ!
 流石にドウセツも呆れた表情をして嘆息する。話題の変化を指摘した。

「もっとちゃんとした話題変えたほうがいいわよ。それじゃギャグにしかならないわ」
「えっ、駄目かな?」
「まぁ……ある意味話題を変えたけど。求めた兄
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