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木の葉詰め合わせ
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の胸ぐら引っ掴んで、たこ殴りにしてやりたい!! なんだってばこんなこんなことになっとるんじゃい、こんちくしょう!!

 ――……もーやだ、死にたいっていうか、この世から綺麗さっぱり消え失せたい。
 もうマジでなんなの、おまけになんだってば史上最悪フラグが成立しちゃっているのさっ!!

「あの野郎もあの野郎だ! なんであんな罰ゲーム的な代物をくっ付けておいて、平然としていられるんだぁっ!!」

 私を絶望のどん底にまで突き落としてくれやがったあの光景を脳裏に思い起こして、涙が零れ落ちそうになる。……泣かないけどね。

「どう考えても、どん引き物の光景だろ、ありゃ……。なんというか……二次元なら我慢出来るが、三次元で見せつけられる様な物じゃないね……」

 生前から皆にハイセンスハイセンスと言われて来た私でも、絶対にあれだけは御免被る。
 飛び出していく寸前に目の当たりにしてしまった悲惨な光景。どうしてあの野郎はあんなものに胸元をひっつけたままであんなに堂々としていられるんだろう。

 私だったら恥ずかしさのあまりに憤死してしまいかねないのに。
 あの野郎が私以上のハイセンスの持ち主だったって事か、はははは……ちっとも笑えねぇ。

「それともあれか。力が手に入るんだったらそれで良いのか……。確かにさっちゃんにもそう言った傾向が有ったけどさぁ……」

 現世に引き戻されてから取った弟子の姿を思い起こす。

 あのお兄さん相手に戦うんだったらせめて弱り切っている大蛇丸は倒せないとね、といって送り出したのはいいけども、その大蛇丸を取り込んで帰って来るとは思わなかったんだよねぇ……。
 呪印の支配下に置かれたままだと後々危なくなるとお兄さんと話し合って、二人がかりでさっちゃんを半死半生状態にまで送り込んで大蛇丸を引き摺り出したのは良い思い出だ。

 耳を素通りしていく話し声の響きから、どうやら会話は佳境に差掛かった様だ。
 凛とした声で対峙しているのは、私の愛しい妹の血を引く五代目火影・綱手こと、つーちゃんの声だろう。
 強い決意の響きを宿した声音に、もう会える事の出来ない妹の姿を思い出して、なんだか切なくなった。

「――ミト……。お前の言う通り……、あの野郎は私の鬼門だった様だよ……」

 あの野郎と犬猿の仲であった鮮やかな赤髪を持つ妹がだから申したでしょう? と言わんばかりの表情を浮かべている様を思い起こして、しみじみとした感慨に襲われる。

 むさ苦しい男ばかりに囲まれていた時の癒しであった妹の姿を思い起こして、ちょっとだけ元気が出た。

「――はぁ……。あんなもん見てしまった今になっては、癒しが欲しいよ……切実に」

 木ノ葉に帰って可愛い子供達と触れ合いたい。
 木の葉丸君とか、モエギ
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