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木の葉詰め合わせ
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 ――ああ、死ねるものなら死んでしまいたい……。
 あまりにも残酷すぎる事実に直面した私の心情を表すのであれば、上記の様な物であった。



 頭上に広がる空は地上の争乱とは打って変わって清々しいまでの青色だ。
 そんな光景を虚ろな眼差しで見つめながら、私は大きく溜め息を吐いた。

 なんでだろう、なんでこんな事になっているのだろうか。
 肩越しに向こうの光景をちらりと眺めて、再度溜め息を零す。

 硬質な黒髪を風に靡かせている見慣れた背中を遠目に目にして、ますます虚しくなった。

「いや、マジでどうしよう……。出て行くタイミングを完全に見逃しちまったわ……」

 ――はぁ、と溜め息を零して、その場に座り込む。
 本当はこんな事している場合じゃないんだけど、なんか物凄く戦意を下げられたと言うか……、モチベーションが根こそぎ削り取られたというか……。とにかく虚しいというかなんというか……。

 丁度私がいるこの場所は風下になっているから、風上にいる彼らの話し声が私の耳にも届く。
 それにしても、なんでかねぇ……。
 ごしごしと髪を掻きむしる。

 つらつらと聞こえて来る、我が仇敵の憎たらしいまでに太々しい声を右から左に聞き流しながら、私はこれまでの人生を振り返ってみた。

 生まれた時代が戦国の世で、前世とか言う余計な物が有ったにせよ一生懸命に頑張って生き抜いて来た。
 父上が母上共々戦死してからは十代で一族を率いる様になって、二十代の中頃には火の国だけとはいえ、取り敢えず平和をこの世に齎す事には成功して……いざこれからって時にあの馬鹿野郎と終末の谷で殺し合いをして……その時の戦いの後遺症が原因で早死にして……。
 それまで争うしか無かった忍び達に私達がお互いに協力し合えると言う事を示すことには成功できて、我武者らに頑張って来た成果はそれなりにあったと思いながら……死んだんだけどなぁ。

 なーーんで、こんな事になっちゃったのやら。ああ……。

 もうどうしようもなく心が鬱で、考えている内容も徐々に暗い物になっていく。
 ちょっとだけ視界が心の汗で滲む。

「それもこれも……全部扉間の阿呆のせいだ……」

 ははは、と乾いた声が零れ落ちる。
 あの愚弟めが。どうしてもこうなって欲しくなかったから、遺体は火葬にして細胞すら残すなって念を押しておいたのに……!

「あれほど、あれほど、このフラグだけは、成立させたくなかったってのにぃぃいいいっ!!」

 四つん這いになって、地面を拳でどんどんと叩く。
 聞こえるとマズイから声を潜めてはいるが、本音を言えば叫び出したい。

 ちっくしょう! まじでこの世界は私に優しくねーぜ!!
 神でも仏でも、この際六道仙人でも誰でも良いから、そ
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