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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
ルビスの塔
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「そうです、カンダタさんの言う通り!私の彼氏(ウルフ)が唱えた魔法に、失敗などありませんわ!それを疑ってかかるお父さんこそ、どうかしてますわよ!少し心を改めてくださいまし!」
等々…
全員に叱られちょっぴ落ち込むリュカさんでした。



さて…
無事にバリアを抜け塔内を彷徨うアルル達。
このダンジョンのモンスターは、アレフガルドのフィールドに居るモンスター達より遙かに強敵で、かなり強くなってきたアルル達でも苦労を強いられている。
中でも『ドラゴン』と『ラゴンヌ』が同時に現れると、前衛で戦うアルル・ハツキ・カンダタ・モニカ・ラングストンは無傷ではいられない。
ドラゴンは皮膚が硬く防御力が高い為、速攻でトドメを刺す事が出来ない…ラゴンヌは体力は低いが、ベホマを使い回復してしまうので、やはり倒すのに時間がかかるのだ。

「くそ…何なのよこのドラゴンって生き物は!?堅くてなかなか倒せないじゃないのよ!………こんな事なら、オリハルコンの武器が出来上がってから来れば良かったわ!」
最近不平の多いアルルが、殊更不平を言いながら稲妻の剣を振り下ろし、なんとかドラゴンへダメージを与え続ける。
そうなのだ…(オルテガ)救出を急ぐアルルは、鍛冶屋がオリハルコンを武器に加工仕上げるのを待つ事が出来ず、先にルビスを救出しておこうと言いだし、現在苦戦を強いられているのだ。

「おいおいティミー…最近お前の彼女は我が儘じゃね?大丈夫ですか」
本人に聞こえる様な大声で、アルルの判断の甘さを指摘するリュカ。
アルルも文句の一つも言い返したいのだが、目の前の敵に集中してないと危なくて、黙って言われているしか出来ない状況。
彼氏の方も反論するでもなく、ただ黙って苦笑いをし自分(アルル)を見つめるだけなので、更に不満が蓄積するアルル。


どうにかこうにか敵を倒し、かなりご立腹状態でリュカとティミーに近付くアルル。
大きく息を吸い込み、文句を言おうとしたその瞬間…
ティミーは左手をアルルに翳し、彼女の文句を遮ると、視線を通路の奥へと向けてアルル達の注意をそちらへと向かわせる。
眉間に深くシワを寄せたまま、アルルはティミーの視線の先へと顔を動かすと…そこには新たなドラゴンが3匹、臨戦態勢でアルル達に近付いてくる!

アルル・ハツキ・ウルフ・カンダタ・モニカ・ラングストンは、慌てて身構え戦おうとしたのだが、リュカとティミーが前衛に出てドラゴン3匹に対し構えだした。
アルル達は呆気にとられ見ていると、1匹のドラゴンが2人に向けて燃えさかる炎を吐き付ける!
しかしリュカが唱えたバギマにより、ドラゴンの炎はあらぬ方向へ逸らされる。

それに怯んだドラゴンに、隙有りと斬りかかるは勇者ティミー!
アルル達数人がかりでも、傷つけるのに一
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