暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 転生先でのお仕事はハンターです。
第四話 俺は新人ハンターだが、もうダメかも知れない
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 そのため狩場に着いたら支給品を受け取ってからハチミツが採れるポイントに急行する。
 もし行ったポイント以外にいなくても先にハチミツを回収することでアオアシラの行動をある程度誘導しやすくなるからだ。
 後は魚とかも食べるので山から川に回って回収していくプランを考えた。

 その手順で進めていったが、既に山側の蜂の巣が多いポイントは食べた後があったのでプラン変更した。
 まだ新しい足跡を発見したのでそれを追っていくことにした。

 程無くして川沿いで青い熊とアルマジロを足して割ったようなモンスターを発見した。
 これが今回のターゲットのモンスターアオアシラだ。
 周りにはジャギイが4頭ほどいるが、幸運なことにこちらに気付いていない。
 俺は急いで風下の草むらに隠れた。
 
 大型をソロで対峙する。
 その緊張感に心臓が痛い。
 指先や、丹田あたりが冷えていく感覚がする。
 そして異常なほど周りの音に敏感になっている。
 そんな自分に焦るなと言い聞かせながらポーチからけむり玉を取り出す。

 けむり玉を使えば数秒だがモンスターの視界を奪えるのでその間に邪魔になるジャギィを始末してからアオアシラを狩ることにした。

 風がやむのを待つ。
 この間に発見されないようにじっと息をひそめる。
 自分の心音が異常なほど響いているように感じる。

 まだか、まだか。
 このままだとアオアシラが移動してしまう。
 
 それならまた後を追えば良いだけの話だが、次の狩場の条件が分からない。
 もし、気配の察知能力が高いブルファンゴが居たらさらにやりにくくなる。
 なので出来たらここで仕留めたい。
 少なくとも瀕死にはしたい。

 と考えていたら風がやんだ。

 仕掛けるとしよう。

 もう一度アオアシラとジャギィの位置を確認し、震える手を抑えけむり玉を中央あたりに投げ込んだ。

 そしてジャギィの居た方向に一気に駆けより抜刀する。
 影が見えたのでそのまま勢いを利用し最初の一体を鬼人化して斬りつける。
 ブレイドエッジ改は難なくジャギィの首を飛ばし絶命させる。

 次、三歩踏み込めば狩れる。
 そのまま三歩目で左から逆袈裟で斬り上げるが絶命には至らなかったようだ。
 直ぐに右手の剣で突きを繰り出し殺す。

 まだいける。
 三頭目と四頭目は少し離れていたが間に合うか?

 と考えていると、向こうからやってきた。
 どうやら仲間がやられたことに気付いてこちらに来たらしい。

 そのまま二頭とも斬り捨て、アオアシラの居た方向に体を向けた。
 その時車にでも当たったかのような衝撃が来て吹き飛ばされた。

 突然の事に受け身がとれずにそのまま地面に叩き付けられながら転がった。

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