暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 転生先でのお仕事はハンターです。
第四話 俺は新人ハンターだが、もうダメかも知れない
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殆どの下位モンスターの行動パターンは把握したのだが実践では別物だと考えている。
ここ一週間で他のハンター達が狩っているのを双眼鏡で安全な位置から覗き見していたからだけど。
おかげで嫌われる要素が増えたが命には代えられないので仕方がないとする。
俺の行動は肯定派と否定派に分かれているらしい。
否定派は下位クラスのハンターで肯定派は上位クラスのハンターだ。
なので俺の立場は微妙なものになりますますソロハンターとしてやっていくことになりそうだ。
今回は幸い他の大型モンスターは見られていないようなので依頼を受けることにした。
トリシア、このクエストを受けたいのだが良いかな?
「おはようスレイン。今日のクエストは……アオアシラの討伐ね」
ああ、そろそろ大型モンスターに挑戦していこうかと思ってな
それにそろそろハンター装備を卒業したいしな
「そっかー、まぁスレインなら大丈夫だと思うけど。でもこのクエストが終わったら一日でもいいから休みなよ」
ああ、分かった
トリシアが心配そうにこちらを見てくるが俺はまだ狩りに行けると判断している。
「本当に分かっているのかなー。あのね、ソロで狩りに出ると精神的な負担が大きくかかるのは分かっているよね。ましては今回は……大型」
ああ、そういうことか
要するにトリシアが言いたいことは、適度に休息を入れろと言うことか。
確かに毎日、常に命を危険に晒しているということで俺の自覚以上に疲れが溜まっていることを言っているのだろう。
そのための休息か。
よくよく考えてみたら週休なし、月休が二、三日で常に命が係っていると考えるとブラック企業も真っ青な職場環境だ。
うん、前世ならそんな仕事はごめんだな。警察?無理無理。
「分かった? ならこのクエストが終わったら明日は休むこと。ソロで活動するんだから体を労りなよ」
そうする
「よろしい。 じゃあ、受理したから頑張ってきてね」
あいよ
集会所を出て武具の確認し、ポーチの中身も確認。
ポーチの中には回復薬と砥石、こやし玉、ペイントボール、けむり玉、こんがり肉、双眼鏡が入っていること確認しておいた。
後は竜車に乗って移動するだけだ。
今回の狩場は渓流だ。
地形も把握している。
竜車に揺られること一時間でベースキャンプに着いた。
送ってくれたアイルーはそのままベースキャンプで待機しておくそうだ。
因みにベースキャンプにモンスターが入ってこないのはモンスターが嫌う臭いを周辺に撒いているかららしい。
アオアシラはハチミツが好物なためハチミツが採れるところに出没する。
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