第28話
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ねーちん生着替え覗きイベント!!」
携帯を取り出して高らかに宣言する土御門だが麻生はそんなイベントに興味がない。
「そんなくだらないイベントをするなら一人でやってくれ。」
「あれ、麻生は神裂ねーちんの脱いだ姿に興味はないのか?」
「ああ、全く。」
即答する、麻生。
土御門はこんなにも早く断られるとは思ってもみなかったらしくさらに思わぬ反撃を受ける。
「というよりお前、舞夏の事を愛しているみたいなことを言っているのに別の女の生着替えとか見て大丈夫なのか?
あいつ、なかなか鋭い所があるからすぐにばれるんじゃないのか?」
麻生はかなり冗談のつもりで言ったつもりだった。
だが、土御門は違った。
「あ、ああああああいしているって、な、なにを、根拠に!?」
満更でもない反応を見た麻生は。
「お前もしかして一線を越えたのか?」
「ばばばばばばバカやろう!!!!そんなのあるわけがないにゃー!!」
「土御門・・・・」
「そんな眼で見てくるんじゃない!!
それ以上そんな眼をしてくるならお前の眼球を取り除いてやる!!」
今にでも飛び掛かってきそうな土御門だったがきし、と床板が小さく軋んだ瞬間忍者のように物陰から物陰へと移動していく。
それと同時にインデックスと美琴がやってきた。
「あらあら、麻生さん。
どこかに行ってしまったと思ったらこんな所にいたのですね。」
「何か俺に用があったのですか?」
「あらあら、違いますよ。
ただ料理を出すのに時間がかかるらしくて、その間にお風呂をいただこうかと思ったんだけど。」
「ねぇねぇ、誰か入っている?」
美琴は曇りガラスの引き戸に目を向けて言った。
「ああ、入っているな。」
「それっておにーちゃん達のお友達でしょう。
だったら、一緒に入ったらいいじゃん。」
は?、と麻生は美琴の言葉を聞いて絶句する。
そして思い出す。
彼女達から見れば神裂火織はステイル=マグヌスに見える事を。
「ちょっと待て、俺はそのあれだ。
一人で入りたいんだ、他の人がいると落ち着いて入れないんだ。」
「えー、そんなの待っていたら料理が出来て絶対に冷めているよ。
別に他の人がいてもいいじゃん、男同士さっさと一緒に入っちゃってよ!!」
「おい、ちょっと待て!!」
「はいはーい、ごめんよごめんよー。」
遠慮なく開けられる引き戸、情け容赦なく脱衣所に放り込まれる麻生恭介。
その目の前に文章で表現してはいけない格好の神裂さんが立っていた。
どうやらタイミング悪くちょうど風呂から出てきた所らしい。
特に何も身につけず、お湯に濡れた髪を束ねようと両手を後ろに回し、髪を束ねる紐を口で小さ
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