暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 転生先でのお仕事はハンターです。
第一話 訓練所での風景
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費する。
感覚的に言えば息を止めて全力疾走している感じだ。
その甲斐あってかドスジャギィに体に無数の傷が出来ていく。
スタミナ的にこれが最後の動きなので乱舞でフィニッシュ。
ドスジャギィがその場から吹き飛んで倒れる。
起き上がろうともがくが俺の攻撃で右足が傷だらけで思うように立てないようだ。
だが、それは俺も同じくスタミナを使いすぎて動けなくなってしまった。
「二人とも離れて!」
ルイセの声とともにバウアーが俺を引っ張ってその場から離れてくれた。
その直後轟音が響いた。
その場にはドスジャギィの死体と妖艶な笑みを浮かべたルイセだった。
「うーん、この感触イ・イ・わ・ね☆カ・イ・カ・ン」
ルイセが何をしたかと言うとガンランスの切り札と言える竜撃砲を放ったのだ。
訓練中の初めに遊びで撃っていたのだが、どうやら間に合ったようだ。
ふぅー疲れた。バウアーのおかげで助かった
危うくルイセにドスジャギィと一緒に処分されるところだった
「いいってことよ。それにお前が指揮を執ってくれなかったらさすがになキツイものがあったしな」
しかしとっさにだが俺が指揮を執ったことは良かったのかね?
「ああ?そらお前以外このメンバーで指揮が執れんだよ」
いやこの場合年上のバウアーの方が適任だろ?
「あははは、少なくとも俺は気にしないぜ。昔からお前の冷静さは当てにしていたしな。それに……」
それに?
「あいつ等が俺の命令を聞くとは思えん」
ははは、確かに
「さて、俺たちも剥ぎ取りに行くか」
そうだな
こうしてサプライズありの訓練が終わった。
因みにドスジャギィがいることはベイガー教官は知っていたが黙っていたらしい。
突然他の大型モンスターが乱入してくることはあるからその予行演習だったようだ。
そのために少し離れた所でこっちを見張っていたし、なりより支給品をいつもより多めにしていたらしい。
だから俺たちが遊びながら戦っていたときは少しハラハラしたらしい。
まだ、自分が甘いことを認識した瞬間だった。
その後も砂漠や水没林といったところで訓練したが結局大型モンスターを狩ることは無かった。
せめてクック先生かアオアシラとは一度戦っておきたがったが訓練は小型ばかりだった。
なんでも初めはハンターになっても茸集めや素材集めが中心で徐々に小型のボスや大型飛竜系を相手にしていくことになるらしい。
そして卒業式が行われた。
ベイガー教官から全員に訓練所卒業資格として証書を渡された。
これを街や村のハンターギルドに見せるとハンターとして登録されるらしい。
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