第27話
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何だか聞いてはいけない事を聞いてしまったみたいだった。
気を取り直して神裂は説明を続ける。
「まずは「天使はいるもの」と考えてくださらないと話が進みません。
御使堕しは原形世界、創造世界、形成世界、物質世界に影響を与えているのです。」
「えっと、イッタイナニヲイッテイルノデスカコノヒトハ?」
「火織は今のこの状況を難しい言葉で説明しているんだよ。」
「難しく考える必要はないにゃー。
要は「不思議な事が起こっていて」「それを止めなきゃいけない」って事だけ分かれば。
幸いにもこの御使堕しは未完成のようだからな。
止めるなら今しかないという事だぜい。
おそらく完成してしまえばカミやんの右手でも戻る事は出来ない。」
上条は自分の右手を見つめ麻生は御使堕しについて考える。
星《テラ》の能力を最大まで扱う事が出来れば儀式場を探知する事も破壊する事も簡単にできるだろう。
何より完成された御使堕しすら破壊する事が出来るかもしれない。
だが、麻生は自身の能力の二〜三割程度の力しか扱う事が出来ない。
そんな中途半端な力じゃあ完成された御使堕しを破壊する事は出来ないだろう。
麻生が考えにふけっていると土御門は説明を続ける。
「御使堕しを止める方法は二つ。
一つは術者を倒す事。
二つは「儀式場」を崩す事。
一応制限時間もあるのだがいつリミットがくるか分からないドキドキ状態ですたい。」
土御門は面白く言ったつもりなのだろうが麻生は思った。
あまり時間は残されていない事を。
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