第27話
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そうだ。
お前は学園都市で時間割りを受けたじゃねーか。
確か、超能力者に魔術は使えない筈だろ?」
学園都市の時間割りを受けると超能力と言う力が発現するのだが、これは人間の中にある回路をいじくることで使う事が出来る。
魔術を使うのに必要な回路を超能力を使用する為に別の回路に変換させるという事だ。
その為、超能力者は魔術を使う事が出来ない。
なぜなら、魔術を使うために必要な回路が存在しないからだ。
無理に超能力者が魔術を使うと拒絶反応を起こし最悪の場合、命を落とすかもしれない。
麻生が時間割りを受けても何の異変もなく魔術を使えるの、は星の能力で回路を超能力でも魔術でも両方使えるような特殊な回路に変換しているからだ。
「そうだぜい、敵地に潜り込むとはいえ陰陽博士として最上位の土御門さんも今じゃ魔術は打ち止めさ。
おまけにハンパにつけた能力は使えないにゃー、もうさんざん。
つまりこっちの顔が土御門さんのリアルって事ぜよ。
学園都市の動向をイギリス清教に逐一伝える盗聴器。
簡単に言えばスパイって事ですたい。」
スパイ、その言葉に現実離れしているが上条は土御門元春という像が壊れる事はなかった。
麻生も同様で魔術師だからと言って態度を変えるつもりはなかった。
「ま、こっちの話は置いとくとして今は入れ替わりの事について話し合おう。」
「その口調だとお前達はこの入れ替わりの原因が分かっているのか?」
「意外ですね、貴方は既に事の全貌を知っていると思っていましたが。」
「生憎と貴重な情報源を自分で封じているからな。
おかげで世界で何が起こっているのか全く分からないんだよ。」
三人は麻生の言っている事はよく分からなかったがとりあえず麻生も上条も何も知らないという事で話を進める。
「でもそうなると神裂の仮説は外れている可能性が高いな。
カミやんはともかくあの麻生ですら全く状況を把握できていない。
そんな奴らにこんな大魔術を発動させる事が出来るか?」
「ちょっと待て、俺達が関わっているってのはどういう事だ。」
「簡単に言えばある事件が起きてその事件がきっかけで世界中のみんなに何かしらの影響を受けました。
けれど、その影響を受けなかった少年が二人います。
その二人は騒ぎの中心にいてその影響を受けませんでした。
さてその少年たちを怪しいと思うのはおかしいでしょうか?」
「一つだけ訂正させてくれ。
どちらかと言えば俺も巻き込まれた側の人間だ。」
「何一人だけ逃げようとしているんだよ!
というよりおかしいだろ。
このバカ騒ぎが誰かの人為的な事件だっていうのかよ!!」
「この状況を見て自
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