第27話
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るとそこに神裂火織がこちらに(正確には上条だけ)を睨んでいた。
憤怒の表情のままズカズカと上条の元に詰め寄ってくる。
「上条当麻!
貴方がこの入れ替わり魔術「御使堕し」を引き起こした事は分かっています!
今から三つ数えますからその間に元に戻しなさい。」
「え、なに?
この人ナニ言ってんの?
土御門、コイツがあれか、お前の言ってた「ねーちん」か?
ってテメェ一人で逃げてんじゃねぇ!!」
ちょっと目を離した隙に土御門はコソコソと砂浜に移動していた。
すると、さっまで憤怒の表情だった神裂は少しだけ頭が冷えたようだ。
「あ、はい、そうか、そうですね。
すみません、功を焦るばかり少々思慮に欠けていました。
念のために確認しておきます、貴方は私が誰に見えますか?」
神裂の質問に上条は首をひねった。
上条当麻は記憶喪失なのでこの神裂の名前は分からない。
相手は自分の名前を知っているので少なくともお互いに名前は教え合っている仲なのか?、と考えていると麻生が小さくため息を吐いて言う。
「神裂火織、イギリス清教必要悪の教会の魔術師だろ。」
え?と上条は麻生の方を見るが麻生は目で話を合わせろと訴える。
奇跡的にもその視線の意味が分かった上条は、麻生がフォローしてくれたのだと理解すると神裂も納得の表情をする。
上条はこのサムライ女がインデックスやステイルと同じイギリス清教で、魔術師だという事に驚きそして一つの疑問が生まれる。
本物の魔術師といかにも仲の良い友達みたいな顔をしている土御門は何なのか?
「おいおい神裂ねーちん、ちょっとばっかり好戦的すぎるにゃーですよ?」
「何を言っているのですか土御門。
私はただ目の前の問題に全力を尽くしているだけです。
大体私から言わせてもらえば、あなたの方こそ魔術師としての自覚が足りないのではないですか?」
「おい、今何て言った?
魔術師だって?」
上条は殺気の会話で出てきた単語を聞き逃さなかった。
そして土御門はニヤリと笑う。
「そーゆー事、オレも「必要悪の教会」の一員だって事だぜい。」
あっさりと土御門元春は言った。
上条はその言葉を理解するのに時間がかかったが、対する麻生はそれほど驚いていないようだった。
「ありゃ麻生も、もう少しは驚くと思ってたんだけどにゃー。」
「お前は何だか胡散臭い感じがしたから魔術師と言われても妙に納得できたからそれほど驚いていない。
それよりどうやって「外」に出たのかそれが一番気になるけどな。」
「にゃー、それは企業秘密だぜい。」
土御門と普通に話をしている麻生を見て上条は疑問が浮ぶ。
「そ、
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