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とある星の力を使いし者
第26話
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てがちぐはぐだった。
まるでみんなの「中身」と「外見」がそっくり入れ替わっているような、そんな感じに思えたのだ。
上条は頭を抱える、現実的に科学的に考えるのが馬鹿らしくなってきた。
だが、此処である人物をふと思い出す。
麻生恭介。
もしや彼も別の人物にすり替わっているのか?
上条はそれを確かめるために走って二階に上がる。
途中、刀夜とインデックスと青髪ピアスに呼ばれるが無視して二階に上がり麻生の部屋に入る。
すると、麻生は布団に寝転がっていて掛布団がちょうど麻生の顔を隠している。
上条は息をのむ。
もし彼も同じようになっていたらどうしようかと考える。

「誰だ、朝っぱらから騒々しい。
 この硬くて寝にくい床と布団でようやく熟睡し始めていたのに。」

のそのそと掛布団がめくれると、そこには白髪で若干焼けている肌が特徴の男、紛れもなく麻生恭介だった。
上条はその姿を見てようやく一安心する。
麻生は騒がしい原因が上条だと知って不機嫌そうな顔する。

「お前は俺の睡眠を邪魔しに来たのか?
 俺の自己紹介はお前が適当にしておいてくれ俺は寝直す。」

「ちょっと待ってくれ!!
 その前に一回だけでいいから下に降りてくれ!!」

もう一回寝直そうとしている麻生を止め無理矢理立ち上がらせるとそのまま背中を押して一階まで誘導する。
麻生は眠たそうな顔をしながら上条に押されるがままに進んでいき一階に下りる。

「一体俺に何を見せ・・・て・・・・・」

麻生の言葉が途中で止まる。
なぜなら赤いキャミソールを着た御坂美琴、足首まである薄手の長い半袖ワンピースにカーディガンを肩に引っ掛けて、おまけに頭には鍔広の大きな白い帽子のインデックス、白い修道服をきた青髪ピアス、Tシャツにハーフパンツに首からタオルを引っ掛けたステイル、柑色の海パンの上からエプロンをつけて日に焼けた御坂妹(話をした事はないが面識はある)。
何事も冷静に対処してきた麻生が珍しく驚き、対応に困っている。
対する刀夜達は麻生と会うのは初めてなのでこちらも対応に困っている。
そして、麻生は上条だけに聞こえるような声で聞いた。

「これは一体何のドッキリだ?」
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