第26話
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ーそれがせっかく起こしに来てやった妹に対する態度なわけ?」
その赤いキャミソールを着た女の子は可愛らしく(本当に、真実本当に彼女には似合わない)尻もちをついたまま(彼女のアイデンティティを丸ごとぶっ壊しかねない)ほっぺたを膨らませてちょっと拗ねたような顔を作る。
どういう事!?、と上条の眠気が一気に吹き飛んだ。
御坂美琴、能力開発の名門、常盤台中学のエースで学園都市で七人しかいない超能力者の一人。
とある事件をきっかけに上条と麻生には一個借りがある訳だが、その話をすると問答無用で顔を真っ赤にしてビリビリしてくる。
もちろん、彼女は上条の妹でも義理の妹でもない。
上条は訳が分からないままとりあえず美琴に話しかける。
「え、なに?え?お前も量産型妹の件で学園都市から追い出されたクチでせう?
ってか此処は学園都市から追い出された人間が集められる島流しみたいなトコロなのか?」
「ナニ言ってんの?
私がおにーちゃんの側にいるのがそんなにおかしいの?」
「気持ち悪っ!!
だからさっきからお前ナニ媚び声だしてんの!?
テメェはそういうポジションから世界でもっとも遠い位置に君臨してたはずだろーが!!」
なによう!と分かりやすい顔で怒る美琴に上条は全身から鳥肌が立つ。
なぜこういう状況になったのか様々な可能性を考えるがロクな考えしか浮かばない。
上条が考えていると美琴はよっこいしょ、と畳の上から立ち上がって言った。
「ほらほら、そんなに元気なら起きる。
朝ごはん食べるから一階に下りといでー。」
とてつもなく自然な感じで美琴はぱたぱたと足音を立てて部屋から出て行った。
(えっと、結局何が起きてんだ?)
良く分からないまま上条は外着に着替えて部屋の外に出た。
短い直線の廊下の左右に客室のドアが三つずつ並んでいる。
上条の部屋は一番端でその向かいがインデックス、隣の部屋に麻生、インデックスの部屋の隣に上条の両親が泊まっている。
上条はとりあえず麻生の所に行こうとするが麻生の前の部屋のドアががちゃいと開く音が聞こえた。
「おはよう当麻。
ん?おい、後ろ寝癖がひどいぞ。」
どこか当麻に似た顔立ちの無精ヒゲで三〇代中盤の男の名前は上条刀夜、上条当麻の父親でもある。
しかし、記憶喪失の上条にとって親というのは微妙なポジションである。
だが、親である事に変わりないので朝の挨拶をする。
「ん、おはよーすって、あれ?」
上条刀夜の後ろから現れた人物を見て上条はギョッとした。
その上条を見て刀夜は眉をひそめるが上条はそんな刀夜の表情を気にする余裕はなかった。
なぜなら刀夜の後ろから現れたのは銀髪で緑目の外国少女が立っている。
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