5話 思い出+どうやら子育ては相当なストレスのようです。(後編)
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、紅蓮様の前で殺気を放ちながら武器のモップを次元から取り出す。
「小娘。いい加減に・・・「いい加減にするのは、貴様だ」!?」
私がラミアを殺そうとモップを構えると、ヒルダが現れ、私の首の近くに剣を突き出す。
首と剣までの距離は数センチ。
「ヒルダ、貴女・・・。」
「ヨルダ、ラミアの言う通りだ。今回は焔王様が悪い。
それに、紅蓮様の御前で我を忘れるなど・・・どう責任を取るつもりだ?」
邪魔をしないで。
そう言おうとした時、ヒルダの言葉から紅蓮様の名前を聞いて冷静になっていく。
わ、私は・・・。
私は戸惑いながら、チラリと紅蓮様を見る。
「・・・」(必死に祈っているので顔に力が入っている)
今までに見た事のない顔で、紅蓮様は私を見ていた。
私は・・・どうなるのだろうか?
モップを消し、呆然と立ち尽くす。
もしや、捨てられるのだろうか?殺されるのだろうか?
それとも・・・。
私はもう、自分がどう処分されるか、そんなことしか考えれなくなっていた。
私は・・・。
「ヨルダ。」
「は、はい・・・」
紅蓮様に名を呼ばれ、返事をする。
しかし、ガタガタと体が震え始めて止まらない。
どんな処罰が下るのか?
紅蓮様の口の動きがゆっくり開く。
ついに・・・。
紅蓮様の口から・・・。
処罰の言葉が
「一週間の休みをとれ」
放たれ・・・・は?
「「「は?」」」
この場に居る紅蓮様以外の声と私の声がハモる。
当然だ。紅蓮様の言った内容は私が、この場に居る全員が思っていた以上に
軽すぎるのだ。
紅蓮様の言葉をもう一度思い出す。
『一週間の休みをとれ』
つまり一週間の謹慎。
「ぐ、紅蓮様?そ、それだけですか?」
私は混乱したまま、思わず紅蓮様にそれだけなのかと聞いてしまった。
すると、紅蓮様は・・・。
「では一ヶ月間だ」
「りょ、了解しました」
これ以上は無いぞ。みたいな感じで、謹慎期間を延ばしただけだったのだ。
それから私は紅蓮様の部屋から退出し、イザベラ達に謹慎処分の事を話した。
「そうですか、紅蓮様が・・・・」
「マジか・・・」
サテュラは私の予想通りの驚いた反応をしたが、イザベラは何かを考えている。
「もしかしたら・・・・」
「ん?なんだよ、イザベラ。なにかわかったのか?」
「そうなの!?イザベラ!」
どうやら、イザベラは何かわかったようで、サテュラも私も
イザベラに聞く。
早く教えて欲しい。
「なん
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