5話 思い出+どうやら子育ては相当なストレスのようです。(後編)
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そうじゃな!ゲームじゃ、ゲームじゃ!!」
焔王坊ちゃまが私の部屋の感想を言いながら、私の給料4カ月分でオーダーメイドして
作らせた。紅蓮様(8分の1フギュア:結婚式バージョン、ヨルダセット)に素手で触れようとしたので
慌てて話を振る。
すると、坊ちゃまはフィギュアよりも自分が大好きなゲームのほうが面白いと判断したのか、
すぐに食いついてきた。
こうして、紅蓮様人形に触れられることなく無事に部屋を出た、私と坊ちゃま。
部屋の事を紅蓮様にバラされないかと、一瞬悩んだりしたが
坊ちゃまはすぐに忘れるだろうと、悩むのをやめた。
正直、今だけは坊ちゃまの軽い頭に感謝した。
「ヨルダ!早く、イザベラ達を呼びに行くぞ!!」
「はい、坊ちゃま」
ー10分後ー
私が坊ちゃまの言葉に笑顔で答えた10分後。
サテュラ、イザベラを捕まえ・・・ではなく、誘い。
ゲームをするため、焔王坊ちゃまの部屋に向かう為、
廊下を歩いたのだが・・・。
前方に紅蓮様を発見した。
ヒルダと、ちっちゃいピンク・・・いや、あれはレイミアさんの・・・。
そういえば、週刊紅蓮様通信(150円)にレイミアさんが忙しい時に
面倒を見ていると、書いてあった。
ん?ヒルダもこっちに気づいてきたのか目が合った。
ヒルダはニヤリと笑い・・・・
「「「!?」」」
なんと、あのバカ女はレイミアさんの娘を真ん中にして手を繋ぎ、
レイミアさんの娘の余った手を紅蓮様に繋げさせたのだ!!
あれはまさに、日曜日の仲良し親子!
私とイザベラ達三人で悔しがっていると、ヒルダは目でこう言ってきた。
『フ、羨ましいか?』
こ、コロス!っていけない、いけない。
紅蓮様が目の前に居るのだ(結構離れている)。
顔に出してはいけない。
それに、こっちには対抗兵器である焔王坊ちゃまが居られるのだ。
つまり、私・・・いや、私達のすることは・・・。
私とイザベラ達は一瞬のアイコンタクト会議を済ませ、坊ちゃまに話しかける。
「坊ちゃま。あそこに紅蓮様がいますよ」
「あら、本当ですわね」
「坊ちゃま、紅蓮様を誘って五人でトランプしましょうよ」
「おお!それはいい考えじゃ!兄上ー!!」
紅蓮様を発見した坊ちゃまが紅蓮様に向かって走っていく。
坊ちゃま!頑張ってください!
坊ちゃまならきっと、紅蓮様をゲームに誘えるはずです!!
私達の計画は・・・・・まず、坊ちゃまに紅蓮様をゲームに誘ってもらう。
そして、紅蓮様が世話をしているレイミアさんの娘はヒルダに任せる。
後は5人でゲームをした後、紅蓮様とあわよくば・・・。
な、計画だ。
その計画に気がついたのか、もしくは女の勘で何かをさっちしたのか、
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