暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第11話 盗賊?勘弁してください!!
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、刀身を伸ばす。
私のブレイドの色に、アルノーは驚き一瞬詠唱が止まった。しかしすぐに冷静さを取り戻すと、もう一度大きくバックステップをする。これだけで、ドットである私のブレイドは届かなくなった。ブレイドを届かせる為に、間合いを一歩詰めている間にフレイム・ボールが完成する。
タリナイ……。なら命も使え。解っているのか? 自分の後ろに誰が居るのか……。
その時、自分の中の何かが膨れ上がる感覚があった。その次の瞬間には、ブレイドは十分な長さへと伸びていた。
(ドットからラインへ……か)
そして私のブレイドが、剣道の片手面の軌道を最短でなぞる。だが間に合わなかったようだ。フレイム・ボールの魔法が完成する。
……ならば、魔法ごと切って捨てる。
都合の良い事に、私の斬撃の通り道に発動中のフレイム・ボールがある。なら剣の軌道を変える必要は無い。
ここでアルノーは、私のブレイドが更に伸びたことに気付き動揺した。目の前のドットメイジでは、届かない位置に下がった。なのに黒き断罪の刃は、自分を切断するに足る長さへと変わっていた。
信じられない。その時のアルノーの表情は、間違いなくそう語っていた。
私のブレイドは、アルノーの右頭頂部から入り右目を通り口の右の方を抜け首から胸へ、この時左手ごとフレイム・ボールを切り裂いた。そして、ブレイドは腹を通過し左大腿部で刃が体外に抜けた。
……即死だ。
次の瞬間、私の視界は炎で埋め尽くされていた。
気付くと私は暗い場所にいた。ここは……?
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